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ポテチの好きな映画についてと感想

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DOOM 2006

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956258

アンジェイ・バートコウィアク監督作品「DOOM」について

2026年、ネバダ州の砂漠を調査中の考古学者が、
火星にある古代都市への通路(アーク)を発見。
しかし、発見から20年経ってもそれがなぜ作られ、
そしてそれほどの技術を持つ文明が滅びたかは謎のまま。

ある日、火星にあるユニオン宇宙社・オルドゥヴァイ研究所から
こんな救護要請が地球のもとに届いた。
「こちらカーマック博士。
極秘研究6627号の披験体が脱出した。至急ここを封鎖しろ!」
施設にいる人数は、職員79人と、事故発生の研究ラボに6人。
危険レベルは “コード・レッド” と実に深刻な状況。

状況把握と安全回復、
場合によっては全てを掃討するという任務に任命されたのは、
カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部 "RRTS(緊急対応戦略部隊)" の
精鋭メンバー8人。
リーダーは軍人の鏡というべきカリスマ的存在なサージ軍曹、
チームにはオルドゥヴァイでの作戦要請に顔色を変えたリーパーの他、
デューク、デストロイヤー、マック、ポートマン伍長、ゴート、
そして今回が初任務のキッドが選ばれた。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956528
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956569
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956547

部隊はネバダ州にあるアーク基地から分子操作装置(アーク)によって
火星へと転送される。
トリップしてオルドゥヴァイに到着した "RRTS" は
まず現地のアーク室を封鎖。
そして、地球へは誰も戻れない厳戒態勢を敷く。

ステーション内部は通信員・ピンキーによって遠隔監視され、
事故が発生したラボ内部は、
施設のデータ回復の任務を担当するサマンサが案内役。

その彼女、実はリーパーの双子の姉であり、
かつてこの研究所の事故で亡くなった両親の死をめぐる確執が
2人の間にあった。
だが、今はそんなことはいっていられない。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956791
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956827

研究所は3区域に分かれ、
考古学、遺伝子学、武器研究がそれぞれ行われている。
連絡が途絶えたカーマック博士の遺伝子研究棟は他から独立しているため、
部隊は3手に分かれて作戦行動を開始。
隊員たちは極度の緊張感の中、僅かなフラッシュライトの光だけを頼りに、
密閉された通路を進み、各部屋をチェックしていく。

一方、サマンサとリーパーは、
彼女のラボで以前に発掘された2体のミイラを前にしている。
人間の持つ染色体は通常23組だが、
そのミイラには24組が存在する画期的なものだった。
それは知力も体力も人間を超越することを意味し、
しかも人工的に操作された形跡が残っているのだった。
果たして誰が、何のために?

部隊は血だらけの怯えた姿のカーマック博士を発見、
彼は医務室に運ばれる。
さらに通路内には到底人間とは思えない巨大な影が......
ついに部隊のメンバーから犠牲者が出ることに。
始めはゴート、何者かに襲撃されて命を落としてしまう。
リーパーがそれを仕留めるも、それはみたこともないクリーチャー。
一体、この生命体は何処からやって来たのか?
火星の大気で生物は絶対存在できないはず。だとすれば.....

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956863
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956906

この正体不明な奴らは無数にいる可能性が大ということで、
部隊はアークの守備を固め、
見えない敵の完全掃討のために発掘坑へと向かう。
そして次々と現れてはメンバーに襲いかかってくる謎のクリーチャー。
激しい戦闘になるものの、相手が悪過ぎたせいか、
呆気なくマック、デストロイヤー、ポートマンが殺されてしまう。

一方、サマンサは回収したクリーチャーの死体を解剖した結果、
驚愕の事実を目のあたりにする。
さらに残されていたデータには、死刑囚の体に "C24" と呼ばれる
24番目の染色体が移植される染色体異変の人体実験の模様が
克明に記されていたのだ。
ということは、いうまでもないこの正体は人間.....

さらに最悪な事態が起こる。
非常線が破られ、アーク室に敵が侵入。
封鎖されたアーク・システムを起動させ、
クリーチャーが地球へと向かってしまったのだ。
奴らを追って地球に戻った部隊が目にしたものは、人々の死体の山。
蠢く多数のクリーチャー。
壮絶な緊迫感の中、狂気の叫びと銃弾が激しく交錯する悪夢の連続。
何はともあれ、存在を脅かす恐怖は、まだ始まったばかり.....

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330956994

ということで、
後に古代文明を築いた生命体が持つ24番目の染色体を移植することで、
破壊衝動やサイコパス的資質を持つ人間の場合は
理性を無くしてしまって凶暴な肉食獣と化し、
病原菌の様に首に噛み付くと相手にも感染するということと、
そうでない真っ当な人間の場合は、
驚異的な身体能力を与えるということが判明。
話が進むに連れ、任務第一主義であるリーダーのサージは徐々に暴走し、
挙げ句の果てには非情な任務に反した部下のキッドを射殺してしまって、
最後は大ボスに。
一方、重症を負ったリーパーにサマンサが
「弟が助かる道はただ1つ」ということで、
例の染色体を移植して、後にスーパーヒーローよろしく甦る。
そして最後はこの2人の男の壮絶な戦い....この展開には驚きました。

この映画は、FPS(一人称シューティング)ゲームの代表作 "DOOM 3" を
下敷きにしているだけあって、
そのゲーム画面を忠実に再現した最後のアクション場面はもう目から鱗。
臨終感が抜群の中、
ヒーローの視点で敵をバッタバッタを倒しまくって進んで行くのが、
とても爽快で実に素晴らしいです。

ただ、"DOOM 3" での敵となる化け物たちは、
アークによって地獄から来てしまった悪魔が主で、
SFと黒魔術的要素がグロテスクにミックスした雰囲気は
オカルト好きにはたまらない世界観でしたが、
この映画では遺伝子操作によって
肉体構造などが変化したゾンビ人間ということで、
私としてはゲームに乗っ取った設定だったらもっと良かったなと思いました。
ゾンビ軍曹が最後の大ボスってのは
ちょっと、味気ないな〜とはいえ、
ドラマ的には大きな意味があるのでしょうけどね。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330957024

それにしてもサージ軍曹扮するザ・ロック。
完璧な筋肉美、人間性を無下にしたかの様な器械人間よろしくのバリバリ軍曹。
もうピッタリと役に嵌まってましたが、
まさか最後、ヒールに堕ちるとは思わなかったです。
ちなみに、冒頭の上半身ヌードの場面、仕事が休みの時はいつも裸なのかな〜と
勝手に深読みしてゲイ的にかなり萌えました。
その彼とはいろいろな面で対照的だった "実はヒーロー" のリーパー扮する
カール・アーバンの影ある雰囲気がとてもセクシーで、
飲み込まれてしまったのと同時に、
アメリカのヒーロー像って、やっぱり功績と犠牲なんだなと思いました。


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The Dark Knight 2008

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192660
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192886

クリストファー・ノーラン監督作品「ダークナイト」について

ゴッサム・シティにピエロの様な
不気味なメイクを施した正体不明の犯罪者が現れ、
その日も白昼堂々と銀行強盗をやってのけると姿をくらました。
その名は、ジョーカー。
父から虐待を受けた彼は、快楽性犯罪者だった。

一方、「バットマン」ことブルース・ウェインはゴッサム市民を守るべく、
毎夜悪と戦い続けていた。
彼をサポートするのは、お馴染みの執事のアルフレッドと
彼の巨大企業の社長に就任したフォックス。
しかし、悪の芽をいくら摘み取っても、
ゴッサムに真の平和が訪れることはなかった。
バットマンはゴッサム市警のゴードン警部補と協力して、
マフィアによるマネー・ロンダリングの元で
ある銀行を摘発するという手段に出る。
市警に潜む内通者の存在で一時は失敗も危ぶまれたが、
新任の地方検事ハービーの後押しもあり、
ついにマフィアの資金源を断つことに成功、
犯罪の撲滅と街の浄化を訴えて市民たちの支持を得ていく。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192736

バットマンと違い、姿を晒して正々堂々と悪に挑むハービー。
そんなハービーの姿に、
ブルースは彼こそゴッサムが求める真のヒーローだと確信し、
バットマンを引退しようと考え始める。
かつての幼なじみである地方検事補のレイチェルに
未だ想いを寄せるブルースは「バットマン引退の瞬間」こそ、
彼女と結ばれる時であると信じていたが、
一方のレイチェルはブルースとハービーとの間で揺れ動いていた。

その頃、資金源を断たれて悩むマフィアたちの前にジョーカーが現れた。
ジョーカーは彼らの全資産の半分を条件に、
大胆にもバットマン殺害の提案を持ちかける。
罪なき市民や警官を次々に殺害し、
さらには市長暗殺を企ててバットマンを追い詰めるジョーカー。
これまで自身のルールに従って犯罪と戦ってきたバットマンは、
「秩序」を一切持たないジョーカーに苦戦を強いられるが、
ジョーカーの真の目的は金でもバットマンの命でもなかった。
ジョーカーの唯一の目的、それは「恐怖」と「混沌」をもたらし、
人間の「本質」をさらけ出すことだったのだ。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192957

バットマンの働きにより、
やっとのことで逮捕に追い込んだジョーカーだが、
すぐに警察署を爆破して脱走すると、
ハービーとレイチェルを監禁して同時に爆発させて殺害しようとする。
その場に現れたバットマンはハービーを救出するも、
代わりにレイチェルが犠牲となってしまった。
その火災で顔面の半分が醜く爛れたハービーは、
ジョーカーの魔の手に嵌まってダークサイドへと堕落。
憎しみの塊「トゥーフェイス」と化した彼はレイチェルへの報復のため、
次々と殺人を繰り返し、果てにはゴードン警部補の家族を狙う。

結局、人間の「本質」をさらけ出すことに失敗したジョーカー。
彼を倒したバットマンは、
そんなハービーの悲しみを理解しながらも対決する。
その勝利の後、彼の栄光を讃えるべく、
全ては自分の責任にして欲しいとゴードン警部補に告げ、
バットマンは暗黒の闇の中に去っていった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192634http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324193053

本作品の見どころは、
何と云ってもバットマンとジョーカーの対なる存在であります。
殺害された両親の意思を継いで、
破壊主義や利他主義を追求しようと素性を隠したまま
日夜、悪事を暴いては撲滅していく黒い塊の様なバットマン。
対して、幼児が見たらトラウマ確定の白塗りメイクを施した、
道で絶対出会いたくない面容のジョーカー。
底なし沼の様な闇を湛えた眼差しと幽鬼の如き佇まい。
冷酷でいて残虐。
過去を持たず、動機なく、
合理性皆無に極悪非道の限りを尽くすその姿はただただ不気味。
予想不可能な凶悪犯罪が頻発している昨今において、
このジワジワと恐怖を浸透させていく感じが
よりリアルに感じられます。

“個” の立場で悪を私的制裁してきたバットマンを、
“公” に引きずり出そうと目論むジョーカー。
バットマンも “公” の場に出れば結局、同じ異端者でしかありません。
ジョーカーはバットマンが「正義」の見地に立つが故に、
自分を殺せないのもわかっているから、
正義とは? 悪とは? 自分の存在意義とは? 等と
より複雑に意識を混沌とするかの如く、
出口のない迷宮に迷い込み、案の定、悩みまくるバットマン。
追い討ちをかける様に、人心の闇を突く
大掛かりなエグい “人間性テスト” を実行するジョーカー。
そのタチの悪さは、まさに史上最悪であります。

そんなバットマンとジョーカーという
コインの裏表の真ン中に立ってしまったハービー。
いつもの冷静な彼だったらバットマンに賛同しているのだけど、
最愛のレイチェルが死んでしまった直後の彼は憎しみの塊他ならず、
ジョーカーはもちろんのこと、
彼女を助けられなかったバットマンや警察関係、
そして己自身に敵意を向けるとともにダークサイドに堕ちていくハービー。
「光の戦士」として彼を信じたバットマンの心情が
より複雑に己の倫理観を試される状況に。
そして最後に下す悲壮な決断が、胸を打ちます。

その崇高な姿に心を揺さぶらると同時に、
悪とは何か? ということを考えさせるこの物語。
前作に続いて、なんとも深遠なるテーマが潜んでいるものであります。
2012年にこの作品の続き、
「ダークナイト・ライジング」が公開されるとのことですが、
いつかはバットマンに日の目があるのでしょうか。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1324192925

「バットマン・ビギンズ」に続いて、
ブルース/バットマンに扮したクリスチャン・ベール、
絶妙な毒舌で天晴なアルフレッド扮するマイケル・ケイン、
冷静に物事を判断する姿が神懸かりな
フォックス扮するモーガン・フリーマン、
ゴードン扮するゲイリー・オールドマンの演技力は
観ていて清々しくなるくらい的を得ていて、
このキャストでない「バットマン」シリーズはもう考えられないくらい。
ハービー/トゥーフェイスに扮した
アーロン・エッカートの男前っぷりもメロメロですが、
何といってもジョーカーに扮したヒース・レジャーの
じわじわと迫ってくる悪意の塊の様な存在感。
彼が現れての言動の度に鳥肌が立ったのを覚えています。
そんな彼が亡くなってしまったというのは、
本当に残念でなりません。

The Preacher's Wife 1996

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208171

ペニー・マーシャル監督作品「天使の贈り物」について

とある年のクリスマス1週間前、聖マシュー教会にて。
篤実な神父・ヘンリーは、
貧しい信徒たちを助けるために心身をすり減らす日々。
クリスマスを前にやるべきことは山積みで、
教会も存続の危機にあるも、
なかなか思う様にいかず、果ては自分の力の無さに嘆くのでした。
妻のジュリアは、そんな夫・ヘンリーを理解しつつも
すれ違いの生活に寂しさを感じていた。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208203
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208458http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208225

そんなところに「自分は天使だ」と名乗る不思議な妙男・ダドリーが現れる。
彼はヘンリーを救うため、本当に天国から来た天使だった。
とはいえ、大仰な魔法を使うわけでなく、
見た目はごくごく普通なイケメン男。
ヘンリーの迷惑顔もよそに教会に居ついて、建物の修理から、
親友・ハキムが里子に出されて傷心気味な
彼の息子・ジェレミアの世話までやってのける有能ぶりを発揮。

しかし教会を潰し、辺り一帯の土地を狙う
不動産業者・ハミルトンが現れて前途は多難。
すっかり心が疲れてしまったヘンリーはついに教会を手放す決意。
そのことでジュリアと衝突、夫婦間に溝ができてしまうことに。

そんな折り、
ダドリーは多忙なヘンリーの代わりにジュリアのエスコートを頼まれ、
艶やかな彼女にたちまち恋をする。
彼女の思い出のジャズ・クラブ。
彼女は歌い、楽しいひととき。
彼女に笑顔が戻っていくと同時に、天使にも関わらず、
ダドリーは彼女に恋心が芽生えてしまう。
マイナス思考気味最高潮のヘンリーはそんな様子の2人に激しく嫉妬。
現を抜かしていたダドリーは我に返って、ヘンリーに教会を取り戻し、
ジュリアの愛を取り戻してほしいと説き、
彼に元々あったカリスマ性を引き出す。
それから不動産業者・ハミルトンの元へ行き、
いかに金亡者に成り果てて己を不幸にしているかを説き、
この教会で行うクリスマスのミサへと誘う。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208280

そして、クリスマス・イヴ、聖マシュー教会の最後のミサにて。
子供たちによる素敵で温かなキリスト誕生の劇、
ジュリア率いるゴスペルチームの熱唱、
そして力強いヘンリーの説教により、
ハミルトンの失われていた人間性が戻っていく。
それを見届けたダドリー、心残りがあるものの、
天使マニュアルのとおり、関わる人たちの記憶から自分を消してしまう。

次の日のクリスマスにて、ハミルトンが教会から手を引くとの知らせが。
奇跡に喜ぶ神父夫婦と信者の横をさり気なく去ってゆくダドリー。
その時「メリー・クリスマス!」の声が。
ダドリーは、まだ彼の存在を忘れていなかったジェレミアに笑顔で答え、
彼らの家のクリスマス・ツリーに自分を象ったオーナメントを飾り、
天国へ帰るのだった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208335

神父の妻を愛してしまった天使を
優しく見つめたハートフルなラヴ・ストーリー。
この映画最大の魅力は何といっても、
ジュリア率いるゴスペルチームの熱唱場面でしょう。
映画「天使にラヴソングを 2」を手掛けた
マーヴィン・ウォレンが総指揮を担当しているだけに、
すごーくすごーく、見応えがあって涙が出てしまうほどに感動します。

とにかく、神父の妻・ジュリア扮する
ホイットニー・ヒューストンの歌声は素晴らしいです。
一度、ドラッグやSEX中毒で堕ちてしまいましたが、
最近、完全な復活を遂げただけに、ファンの1人として、
本当に良かったと思います。
そして、天使男・ダドリーに扮したデンゼル・ワシントンの
愛嬌あるイケメンっぷりにはもう脱帽。
あの存在は現世において罪だと思います。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1317208382

それからこのドラマをここまでハートフルにした立役者は、なんといっても、
おばあちゃま(お姉さんと言わないと怒られそうですけど)の
マーガレット扮するジェニファー・ルイスでしょう。
如何にこの種の魂が強靭で温かであるかを
ゴスペルに並んで証明してくれる核なる存在。
彼女を観ているだけで嫌なことがあっても乗り越えて行けそう、
そんな感じです。

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