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ポテチの好きな映画についてと感想

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Waiting to Exhale 1995

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1281065850

テリー・マクミラン原作の映画「ため息つかせて」について

サヴァンナはTVプロデューサーとしての成功と
理想の男性を射止める夢を実現するため、
大晦日にデンバーから親友・バーナディンのいるフェニックスに引っ越してきた。

その日、バーナディンは11年間連れ添った夫のジョンから、
彼の経営する会社の経理担当の白人女性と暮らしたいので
離婚したいと告げられ、
ショックと怒りで彼のBMWに火をつけ、
所持品全てを1ドル均一で売り払ってしまう。
彼女はヘアサロンを経営している古くからの友人・グロリアに、
サヴァンナを紹介する。
グロリアは大学時代にスポーツマンのデイヴィッドと関係し、妊娠。
その時生まれた息子・タリクは今17歳の反抗期で、心配の種だ。
自分の体重が増えたのも気掛かりだが、デイヴィッドから
「何年もバイ・セクシャルだった。今は完全なゲイだ」と衝撃の告白をされ、
いつか一緒に暮らしたいという夢も消える。

彼女たちにはもう1人の親友・ロビンがいて、
サヴァンナもすぐに親しくなった。
保健会社に勤める彼女は経済的にも自立し、美人で男にもモテるが、
ハンサムなら簡単に飛びつくので苦労が絶えない。
現在の恋人・ラッセルは他の女性と結婚してしまい、
ルックスでは選んではダメ!と同じ会社のおデブなマイケルと交際を始めるが、
やっぱりラッセルが忘れられない。

一方、サヴァンナはかつての恋人・ケネスと再会し、ベッドを共にする。
彼は妻との離婚を考えているというものの、一向にその気配がないため、
男のズルさを感じる。

離婚訴訟中のバーナディンは、ある日、ジェームズという男性と出会い、
互いの悩みや不安を語り合ううち、特別な一夜を過ごす。
彼は、妻とは離婚寸前だったが、
今はガンで余命いくばくもない彼女を看取るだけだと言う。
妻の元へ帰る彼を見送りながら、
彼女はもう二度と会うこともないと思う。

グロリアは隣家に引っ越して来たマーヴィンと親しくなり、
彼との第二の人生を考え始める。

ロビンはラッセルの子を妊娠するが、
彼との訣別を選んで子供を育てようとする。

サヴァンナもケネスの優柔不断な態度に腹を立て、彼と完全に別れる。

そんなある日、グロリアが心臓発作を起こし病院に運ばれ、
昏睡状態の彼女の傍でマーヴィンとタリクは祈りを捧げた。

また大晦日がやって来た。
グロリアはすっかり快復し、ロビンは大きなお腹を抱えている。
バーナディンは離婚訴訟に勝った。そしてサヴァンナは自立した。
それぞれが、かけがいのない友情を確かめ、
それまでの日々を思い返しホッとため息をつくのだった。


最近「SEX AND THE CITY」が映画化されて話題になってます。
素敵なキャリア、最新ファッション、そして男とセックス。
それらを全部ひっくるめたスタイル全集という感じで、
この女性4人にあまり「人間」を感じないせいか、全てが薄っぺらの様。
それでも私たちクールでしょ?
みたいな開き直って頭の良い生き方見せられたところで
今イチ、ピンとこないし、
彼女たちの友情は確実に信用できない。

それに対してこの映画の女性4人は、
等身大女性の抱えそうな問題を持ちつつも、
前向きに自分のスタイルは崩さない、むしろ強気に通して生きていきます。
だから何? 私たちクールでしょ?
さすがに「男よりも友情」っていうのは極論だろうと、しかし、
それもありかな? とも思わせる彼女たちの十分な説得力と
この清々しいまでの女っぷりは、
観ているこっちも元気にさせてくれます。

ちなみにこの映画のサントラは、
BABYFACEが全曲プロデュースしています。
90年代代表のR&B女性ボーカルたちがゴージャスに参加していて、
内容はもー素晴らしいに尽きます。

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Trainspotting 1996

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1279712979

ダニー・ボイル監督作品「トレインスポッティング」について

主人公の青年・マーク・レントンは平凡な生き方よりも、
「誠実で真実あふれる麻薬の習慣」を選んだ麻薬常習者の青年。
ある日、彼は何度目かの麻薬断ちを決めた。
仲間のシック・ボーイも麻薬を止めるが、
それはレントンに嫌がらせをするため。
麻薬よりも健全な性欲を満たすべく、レントンたちはディスコに行く。
そこで彼はダイアンという美女に魅かれて、彼女の家でセックスする。
翌朝、彼はダイアンが実は高校生だと知ることに。

レントンたちは再び麻薬を始めた。
それまで麻薬はやらなかったトミーも、
恋人に振られた腹いせに麻薬を打ってくれという。
皆が麻薬に耽っている間に、仲間のアリソンの赤ん坊が死んでいた。
実はその赤ん坊の父親だったシック・ボーイは泣く。
皆は慰めにさらに麻薬を打つ。

レントンとスパッドが万引きで捕まり、スパッドは刑務所に。
執行猶予になったレントンは本気で麻薬をやめようとして、
禁断症状で地獄の苦しみを味わう。
トミーは注射針からエイズに感染していた。
麻薬を止めたレントンはロンドンに出て不動産屋に就職。
だがそこに故郷の仲間たちが押しかける。
まずは強盗で逃走中のベグビー、
それにポン引きになったシック・ボーイ。
やがて彼は2人のせいでクビになり、3人そろって故郷に帰ると、
トミーの葬式が行われていた。

葬式の後、シック・ボーイが多量の麻薬取引の話を持ち出す。
レントンは嫌々ながら仲間に説得されて貯金を提供する。
ベグビー、シック・ボーイ、スパッドの3人は
2キロのヘロインを抱えてロンドンへ行き、
ある組織に1万6千ポンドで売る。
その晩、レントンは儲けの入った鞄を持ち逃げする。
翌朝、ベグビーが激怒して暴れ出し、警察に逮捕される。
レントンはスパッドにだけは4000ドルの分け前が渡るように手配していた。
彼はこれから、普通の生活をしてゆくつもりだ、たぶん。


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1279713081

こんな感じで、イギリスの都市に住むヘロイン中毒の青年が主人公です。
妙な生々しい雰囲気と粋な音楽が合致して、
今時の悪ガキ達の生態をリアルに描いています。
彼を取り巻く悪友達とかを巻き込み巻き込まれつつ、
「普通の生活?」を目指す物語。

ラストシーンのレントンが駆け出していく時にかかっている楽曲。
Underworldの「Born Slippy Nuxx」がとても爽やかで
明るい未来の希望が持てる感じがして凄くハッピーな気分に。
暗くなりがち当たり前な展開の連続に、うまく音楽で
演出されてる映画だと思います。

それにしても、
最近のニュースで若者がマリファナを育てて御用でお縄ちょうだいが多々ある中、
私には全く興味が湧かないそれら薬の魔力。
リスクが社会的にも身体的にも金銭的にもないならまだしも、
あるのに嵌まらせてしまうその魔力。
怖いですね.......
でも私としてはケーキやセックスで十分補えそうだし第一、
パチンコでお金を稼ぐというのと同じかそれ以下、
関わるとろくでもないのが目にみえてるのにです。
ちなみにこの映画の青年はきっと、
あんな颯爽と希望を胸に歩き出していったけど
またヘロインに手を出してしまうんだろうな〜
薬中での自分自身を多いに見いだしてしまってるから、その姿こそ、
彼にとっての「普通の生活」だから。
宿命ですね.......



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