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ポテチの好きな映画についてと感想

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Magnolia 1999

 

ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画「マグノリア」について

L.A.郊外のサンフェルナンド・ヴァレー、曇り空のある日にて。
人気長寿クイズ番組『チビっ子と勝負』を介して、
お互いに知らないままつながりを持つ男女の人生模様が映し出される。
制作者で死の床にあるアール・パートリッジの若い後妻リンダは
悲嘆のあまり混乱の極み。
アールは献身的な看護人・フィルに、
彼がかつて捨てた息子を探してほしいと頼む。
彼の息子は今ではフランク・ T・J・マッキーと名乗り、
女性の口説き方をモテない男に伝授する
カリスマ的な指南役として評判をとっていた。

 



一方、番組の名司会者ジミー・ゲイターもガンを宣告されて死期を悟り、
彼を憎んで家出した娘・クローディアの元を訪ねるがすげなく追い返される。
薬物に頼って生きる日々の彼女の前には、生真面目な独身警官ジム現れた。
番組が始まるが、目下天才少年として評判をとるスタンリーは
本番前にトイレに行けず、ついに漏らしてしまって、
同時に司会していたゲイターも倒れた。同じ頃、
その昔番組でスタンリーの様に天才少年とうたわれたドニーはなじみのバーへ。
そこのマッチョなバーテンの男をひそかに恋する彼は、
年甲斐もなく、歯列矯正ブレスをはめる予定だったが、
勤め先の電気店でクビを言い渡されていた。
こうして彼らの運命は変転を迎えようとしていた。
クローディアはジムとレストランでデートするが、
キスを交わした後で逃げ去る。
スタンリーは「僕は人形じゃない」と日頃の鬱積を生放送中にぶちまけた。
フィルに呼び出されたフランクは、
かつて母と共に自分を捨てた父親の枕元で激情のあまり嗚咽する。
動揺しきったリンダは車の中でアールの薬を服んで自殺を図る。
ついにバーテンに求愛したドニーは、歯の治療の金を盗むべく電気店へ押し入る。
それを目撃したのが車で通りかかったジム。
ところがここで思いもよらぬ天変地異が。
かくして、その事件のあまりの不可思議さが、
思い悩む彼らの心にあまねく影響を及ぼし、
ひとりひとりに「救済」をもたらすのであった。




後悔や罪の意識は人それぞれ、
度合いや方向性様々にして積み重ねつつ持ち合わしているものです。
それらに対して救済するべくの処置方法もそれぞれ、
良い変化の転機なり、リセットなり、様々です。
この物語はいろいろな人のそれを、最後の最後、
「はい8-2の件、一手に救済。これでどう?」みたいな、
プロとはこうでないといかんっ!という
神の仕事ぶりをひしひし感じつつ爽快感。
栄養ドリンクを飲んで自ら暗示をかけて一気仕事を意気込む、
いつも徹夜の私にとって、理想です。

登場人物の黒人の男の子がラップを歌いますが、その内容。

虐げられたミミズが敵を殺した
でも、過去の罪は積み重なるばかり
太陽を照らしてもどうにもならない時は、神様は雨を降らせるのさ

これは物語の予告だったんだなと、後になって気づきました。
あと「一時曇り、雨の降る確率82%」の数字の意味。

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