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ポテチの好きな映画についてと感想

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American Translation 2011



ジャン=マルク・バール監督作品
「アメリカン・トランスレーション 〜二十歳の共犯」について

ホテルのバーで出会い、
言葉もなくセックスを交わしたオロールとクリス。
裕福な実業家の娘オロールは、パリの高級アパートで独り暮らし。
クリスは身寄りのない車上生活者。
危険をはらんだ20歳の恋は、オロールのアパートで、
クリスのバンの車内で、森の奥で、
肉体を求め合い欲望のままに暴走する。
だが、クリスはバイセクシャルの殺人者だった。
彼は、路上で拾った男娼や娘たちを、
性行為の後に殺さずにはいられないのだ。
オロールは否応なく、犯罪の共犯者に追い込まれていく……


はっきりいって、20歳の男の子と女の子が出会ってセックスしまくって、
関係が深くなればなるほど露呈する彼の性癖に一生懸命着いていく彼女が、
いつの間にか共犯者になってたという、なんともおバカなお話ですけど、
登場する彼・彼女たちがとてもキレイで、
かなりウットリしている私がいました。
特に良かったのが、お互い知り合ったところで、
「ちょっと私やってみたいことがあるの」とオロールがいうものだから、
てっきり彼女も殺しの衝動が芽生えたのかと思いきや、ただのスリーサム。
その時のコイン・ランドリーで引っ掛けた3人目の青年がなかなかセクシー。
あと、関係が父親に見つかった後、バツの悪い2人が森に行って、
湖畔にマットレス敷いてイチャイチャする場面がとてもきれいでした。
でも、それだけ。




若い2人や殺された娘や男娼たち、セックス、殺人、
もう全てが作り物の様なキレイさで、
とてもスキャンダラスなはずが、まるで空気の様で、
ぜんぜん感情移入できなかったのですが、
もしかして、今の若い人たちってこんな感じだったりするの? と、
ちょっとドン引き……
アダルトビデオの奇才といわれるヘンリー塚本氏に
生々しく創り変えてみたらかなり面白いんじゃないかなと思ったんですけど、
それって、ああ、ポルノになっちゃうか。


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Sin noticias de Dios 2001

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391712

アグスティン・ディアス・ヤネス監督作品「ウェルカム! ヘヴン」について

『地獄側のあらすじ』
外は果てしなく砂漠が広がり、
はたや汚い言葉が行き交う地下要塞の監獄の様な場所、地獄。
堕ちてくる愚かな魂が多過ぎで、地獄はここのところ過密状態が続いていた。
永年の天国との戦いに大勝利できそうなのは時間の問題という
喜ぶべき活状なのだが、
地獄本来の美的伝統を守ろうとする作戦本部長・ジャックにとって、
何やら不穏な動きをみせるキナ臭い側近たちは不安の種。
そんな中、天国が久々の地上ミッションに繰りだしたらしいと情報が入った。
ターゲットは、マドリード在住のボクサー・マニの魂。
その魂を地獄に送るべく、ジャックが工作員に選んだのは、
地獄レベル11階層の食堂でウェイトレスをしている短気で喧嘩っ早いカルメン。
彼は地上に向かおうとする彼女の手に、
側近に気づかれぬ様に小さな鍵を握らせた。

カルメンは、マニの従妹になりすまし、
マニと彼の妻になりすました天国の使者・ロラが暮らすアパートに
無理矢理入り込んだ。
ロラが任務(彼を間違った道から愛ある改心の道へ誘う)を果たす前に、
前回の試合で負傷した彼を再びリングに立たせ、
命を奪ってしまわなければ! ということで、
カルメンは、ロラが働くスーパーにも、レジ責任者として潜り込んだ。
ロラがマニをスーパーで警備員として真面目に働かせ、
彼をリングから引き離し、
地道に借金を返させようとしているのを邪魔するためであったのだが、
スーパーのオーナーたちに色気仕掛けと
人間の悪意や欲を利用してで取りいることで、
彼女のプランを台無しにするのに成功した。
それにしても、オーナーたちの腹黒さといったら、
地獄の使者であるカルメンも呆れるほどで、
義理人情に厚い彼女としては腹立たしく、
健気なロラがいろいろと気になるものの、
「地獄のルール」に従い、
結局、マニを再びリングに上がらせることに成功した。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391754

ある日、カルメンの携帯電話にジャックからのメッセージが届く。
地獄にて、力を付けた営利主義の側近たちによるクーデター勃発のため、
天国の作戦本部長・マリーナと会う手はずを整えてほしいとのこと。
早速、ロラにその承諾を得たカルメンは、ジャックに協力する交換条件として、
もしこの作戦が成功したら
自分の望みが叶えられるレベル10に移動させることを約束させた。

ジャックとマリーナの地上での会談の結果、
地獄の彼としては、人種や貧富の差は問わずに
罪を償う本来のシステムを打破するべく
このクーデターをマニの魂強奪計画の裏で企てた側近たちをあぶり出すためで、
地獄と天国は一致団結して、
マニの魂を天国に送る作戦を実行することになった。
まずは、マニの借金の片をつけること。
そこでとんでもない計画を立てたロラにカルメンは驚くものの、
遂行することに。
その最中、ロラが肩を撃たれてしまったり、マニが死んでしまったりと、
この後も二転三転ありますが、最後にカルメンの望みは叶うのか否や?

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391802

『天国側のあらすじ』
古き良きパリの様なエレガンスに満ちていた天国。
美しい魂に満ちあふれていたのは、はるか昔のこと。
この10年間、天国に入るための選別試験をパスできた良い魂がほとんどなく、
過疎化が深刻さが増長し、危機的な状況を迎え、今や天国は破産寸前。
このままでは、あと1年も持たないということで、
今日も天国の作戦本部長・マリーナを中心に、首脳陣達は会議の真っ最中。
そこへ、ある母親から
「ボクサーである自分の息子・マニの魂を救ってほしい」という願いが届き、
これは神の与えた機会と早速、マリーナは地上への使者として、
天国の人気歌手・ロラに行ってもらうことに。

ロラは、マニの妻になりすまし、彼のもとへ。
そこで彼が亡くなった時、その魂を天国へのを確実にするべく、
カギを握る母親への愛情を蘇えらせようと奮闘を開始したものの、
こちらの作戦を察知した地獄から、
ロラの任務を邪魔するためにその使者が来てしまった。
しかもマニの “従妹” と偽り、同居まで!
その上、その使者・カルメンは女性だというのに、
なぜか男っぽくて....
しかし、2度とボクシングをしてはいけないと医者に忠告されているにも関わらず、
彼にボクシングをさせようと仕向けるカルメン。
その上、マニには汚職警視からの莫大な借金が....
とにかく、借金を何とかしなければ、彼は殺され、
今のところ、善行がみられないので地獄行きは確実。
ロラは愛情に訴えてマニをボクシングから引を離す説得に成功するものの、
自分が働くスーパーで警備員の仕事を見つけて地道に働くことを提案しますが、
カルメンの邪魔が入って失敗。
そして自分もクビになり、マニは再びリングへ....
天国の不利な形勢により、ショボンなロラ。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391844

ところがある日、
カルメンから地獄の作戦本部長・ジャックが
マリーナと会いたがっていると申し出があり、
ロラは嫌々ながらも承諾。
マニの部屋で食事をしながら4人で話し合いが行われることに。
ジャックとマリーナは古くからの知り合いの様で、
地獄の変革を良しとしない彼としては、
今の地獄を維持していくためにも天国がなければならないとのことで、
このマニの魂の件は天国と地獄は一致団結して、
その魂を天国に送る作戦を実行することに。
まずは、マニの借金の片をつけること。
そこでロラはマニの魂を救うため自分が天使でいる権利を捨てよう決心し、
とんでもない計画を立ててカルメンに驚かせるものの、遂行することに。
その最中、ロラが肩を撃たれてしまったり、マニが死んでしまったりと、
この後も二転三転ありますが、最後にロラの運命はどうなるのか?

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391874

それぞれの使者が同じ人間に成り代わって任務に当たるという地味さが
とても良い感じで人間味溢れているので、
とても見応えのあるドラマティックなコメディーです。
観ている私としては神になった気分で見守っている様。
地獄と天国の諸事情と地上の関係の設定がキッチリした上での展開なので、
伏線や二転三転のドンデン返しが繰り返されても、しっかり回収されて、
最後は任務を終えた2人がそれぞれの世界に帰っていくのかと思いきや、
そうならない結末に「こう来たか!」と少しビックリしました。
カルメン生前の正体は男性と物語の途中で明かされてましたけど、
まさかあの彼が出てくるとは思わなかったので、
ファンである私としてはとても嬉しかったです。
しかも今、この2人は夫婦だし....

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1336391906

それにしても、この映画のキャストが豪華なこと。
小悪魔な魅力が素敵なカルメン扮するペネロペ・クルスや、
品格ある天使のロラ扮するビクトリア・アブリルはもちろんのこと、
清楚な大人の見本の様な天国の作戦本部長・マリーナ扮するファニー・アルダン、
ヤンチャな地獄の作戦本部長・ジャック扮するガエル・ガルシア・ベルナル、
渦中のイケメンボクサー・マニ扮するデミアン・ビチル、
そして、ハビエル・バルデムと蒼々たる名優たち。
面白くないわけがありません。


X-Men: The Last Stand 2006

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1334590826
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1334591149

ブレット・ラトナー監督作品「X-MEN: ファイナル・ディシジョン」について

突然変異により超能力が芽生えたミュータントたちが
人間たちに迫害されている世界にて、
とある大企業の御曹司が思春期を迎え、背中に翼が生え始めたのをきっかけに、
息子を「普通の人間」に戻そうと、その社長である父親が莫大な費用を懸けて、
ミュータント治療薬 "キュア" を開発。
それはミュータントを一掃したい人類にとっては大喜びな出来事で、同時に
"人類はより優秀な生物であるミュータントに支配されるべきである"
との思想を持った、マグニートーを筆頭にしたミュータントたちにとっては
大変脅威である! ということで、
直ぐさま、"キュア" 生産のカギとなる少年の拉致し、
開発された研究施設を破壊するべく、彼らが動き出した。
それを阻止するべく立ち上がった "人類と
ミュータントの平和的共存" をモットーとする
プロフェッサーX率いる"X-MEN" チーム。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1334591123

一方、亡くなったはずのジーン・グレイが甦り、
彼女の封印された恐るべきパワーが放たれたことで、
もう1つのダークサイドな人格 "フェニックス" も世に出てしまって、
事態はより最悪な方向へ。
"X-MEN" でお馴染みのメンバーはこの争いを収めることができるのだろうか!


ブライアン・シンガー監督での前作品「X-MEN」シリーズは、
割とマイノリティな目線を重視した作りで、
ゲイである私としては、時々ドキッとさせられる場面があったりして
大変感傷深い印象がありましたが、
この作品はそれよりもアクション!という乗りなので、素直に楽しめました。
この映画の見所は何といっても、各キャラクターたちの超能力合戦でしょう。

特にお気に入りな戦い場面は、
壁をすり抜ける能力を持つ可憐な女の子・キティちゃん、
彼女を壁をド派手に破壊しながら追いかける
超ガチムチで怪力野郎・ジャガーノートのお粗末な感じがもう....
思わず上手いっ! と声が出てしまいました。
天候を操ったり、稲妻をブチ当てたりするストームさん然り、
炎を自在に操るパイロと何でも凍らせるアイスマンの戦いも面白かったですが、
何といっても最後の戦い場面。
あの無敵なフェニックスに太刀打ちしたのが、
流石はX-MENの一番手・ウルヴァリン。
キャラクターの中で一番地味な感じだっただけに、
まさか、そう来るとは思わなかったです。
.....切な過ぎます。

個人的にはX-MENメンバーのガチムチ・ハンクなコロッサスの活躍が、
もっと欲しかったな〜
ウルヴァリンをブン投げるだけだったから....


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