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ポテチの好きな映画についてと感想

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Alice in Wonderland 2010

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1332249660

ティム・バートン監督作品「アリス・イン・ワンダーランド」について

夜ごと眠るとみる夢の中の不思議な国での冒険から13年後。
19歳となり、最愛の父親を亡くしたアリスは、
とあるパーティに出席していた。
しかしこの催し、実はアリスの母と姉が極秘裏に企画した
彼女の婚約パーティだった。
アリスは貴族の御曹司・ヘイミッシュ(退屈男)から求愛されるも、
突然の出来事に混乱してその場から逃げ出してしまう。

そんな時、アリスは懐中時計を持ったチョッキ姿の白ウサギを発見。
その後を追って、穴に転がり落ちた辿り着いた場所は
幼少時代に訪れた不思議の国だった。
しかし、平和だった不思議の国は13年前とは一変しており、
今は赤の女王に支配された暗い世界と化していた。
“預言の書” には、救世主が現れてこの暗黒時代を終わらせるとあり、
その救世主はアリスだと知らされるも、
芋虫のアブソレムは、アリスを “偽者” と疑う。
なぜなら、彼女は幼い頃にこの地で冒険を繰り広げたことを
すっかり忘れていたから。
そこへ、赤の女王が放った怪物・バンダースナッチが突如現れ、
彼女たちに襲いかかった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1332249702
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1332249756

危機一髪で難を逃れたアリスは、チェシャ猫の案内で、
帽子屋・マッドハッターと出会う。
かって彼は白の女王御付の帽子職人だった。
赤の女王が操る怪物・ジャバウォッキ—によって、
白の女王は国の統治者の座を追われ、
その際統治者の証しとなる "ヴォ—パルの剣" を奪われてしまった。
赤の女王へ復讐を誓ったマッドハッターは、
まずは白の女王にお目通りをということで、救世主のアリスを連れ、
そのもとに向かった。

一方、“預言の書” を手に入れ、
アリスが救世主だと知った赤の女王は超激怒、
臣下・ハートのジャックに彼女を生け捕りにするよう命令を下す。
そして、白の女王のもとに向かうアリスとマッドハッターを発見、
そして襲撃。
機転を利かせてマッドハッターはアリスを逃がし、
身代わりで囚われることに。
しかしアリスは彼や他の仲間たちを救出するべく、
赤の女王の城に向かった。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1332249783

なんだかんだと危険を冒すも、
仲間たちを救出させるきっかけの騒動を起こし、
統治者の証 “ヴォーパルの剣” を取り戻すことに成功したアリスは
白の女王へ献上。
こうして白の女王のもとには、救世主が身に付ける鎧一式、
そしてヴォーパルの剣が揃った。
アリス自身、いろいろ躊躇するも、最後には己の力を信じ、
この世界を赤の女王の支配から解放するため、
彼女の妹である白の女王やマッドハッターたちと共に
赤の女王に戦いを挑むことに。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1332249813

とにかく、この監督ならではの独特な世界観がとても素晴らしく、
特に登場するキャラクターたちの個性の "変さ" が抜群でとても愛らしい。
特にムチムチな双子のトウィードルダムとトウィードルディーの存在が
もう...(溜め息)可愛い過ぎます!!
あと、いつも腕がW文字になってる優雅な白の女王に扮したアン・ハサウェイや
原作と違って、いたってマトモなマッドハッターに扮した
ジョニー・デップも素晴らしかったけど、
ヘレナ・ボナム=カーターが扮した赤の女王の存在が私の中では1番で、
彼女の恐ろしい口癖  "Off With her Head! (首を斬れ!)" や、
ブタの腹に足を乗せる姿にはグッときました。
最後の自分を好いていると思っていたのに
拒絶したハートのジャックと共に追放というのは、
彼女にとってはかなり惨い罰だなと、
少し可哀想にも思いましたが仕方がないですね。
そして、チェシャ猫。
生まれ変われるならあんな猫になりたいと思うのは、
私もかなり変なんでしょう。
そんなこんなで、観ているだけでも楽しめる物語です。

変人すれすれなアリスにとって、
現世の社会はとても脅威であり、
うまく馴染めないものでしたが、
この不思議な国での体験を通じて大きく成長し、
立ち向かっていく姿には惚れ惚れします。
変人万歳!!
これこそがこの映画のテーマでしょうか。


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The Last Airbender 2010

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330861963

M・ナイト・シャマラン監督作品「エアベンダー」について

この物語は気・水・土・火の4つの王国により均衡を保っていた世界が舞台。
それぞれの王国には気・水・土・火のエレメントを操ることができる
“ベンダー” と呼ばれる者たちがいた。
中でも、4つのエレメント全てを操り、
世界に調和をもたらすことのできるベンダーは、
“アバター”と呼ばれて崇められていた。
アバターは 4つの王国から順番に誕生することになっており、
さらに、アバターになるためには多くの犠牲を払わなければならなかった。

ある日、アバターになるための修行を重ねていた12歳の坊主頭少年・アンは、
「自分が犠牲になって世界を守るなんて、そんなのヤダ〜」と、
この宿命の重さから途中で逃げ出し、氷の中に閉じ込もってしまう。
その頃、火の王国が反乱を起こし、世界の秩序は崩壊。
長い愚かな戦乱の時代に突入することに。
アバターが誕生する予定になっていた気の王国は、
火の王国の攻撃によって全滅。

そして100年後。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330862338

眠りから目覚めたアンは、
南の水の王国のベンダーである少女・カタラと兄のサカに出会い、
一緒に世界に調和をもたらす宿命の旅に出ることになる。
アンは修行の途中で逃げ出してしまったため、気のエレメントしか操れない。
そこで最果ての北にある水の王国に住む水のマスターベンダーである
王女に会いに行く。

その旅の途中、火の王国の侵略を受け、
殆どが植民地となっていた土の王国では、
土のエレメントを操るベンダーたちが囚われの身となっていた。
この地に辿り着いたアンの一行も一度は囚われたものの、窮地を脱し、
囚われて希望をなくした土のベンダーたちに
“自分たちの力を信じて、共に立ち上がり戦おう” と訴え、
見事、火の王国から解放する。
とはいえ、氷山の一角ではあるが。

一方、世界征服を企む火の王国の悪王・オザイは、
心優しい故に煙たく感じていた息子・ズーコ王子に、
アバターを捕らえてくるまで戻らぬようにと、追放する。
そしてそんな王に服従する野心剥き出しの司令官・ジャオに
北の水の国を殲滅する命令を下す。

北の水の王国に到着して水の技の修行に励むアンとカタラ。
アンが水のエレメントを上手く操れる様になった頃、
ジャオ率いる大軍団が突如押し寄せ、激しい攻防が繰り広げられ、
戦場と化す王国都市。
ベンダーを捕まえることしか頭にないズーコは逸早く忍び込み、アンを捕獲。
そしてジャオは水の王国の地下に住まう、世界の調和の象徴される
"聖なる海と月の精霊” を殺してしまってさあ大変。
水の王女・ユエが犠牲となり、精霊は甦り、世界の調和は保たれたものの、
彼女は死んでしまう。

ズーコに囚われたアンはカタラによって逃れたものの、
アバターの神髄である、
感情的にならずに全てと調和するという教えがなかなか身に入らない。
しかし滅びてしまった気の王国の人々や自分を信じてくれる仲間の想いを胸に、
自らの過酷な運命を克服するべく、最後、立ち向かうことに。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1330862307

坊主頭に矢印模様が素敵なアバター少年・アン、
ドジっ子から著しく成長する水のベンダー少女・カタラ、
そのイケメン格闘兄・サカ、
同じくイケメンで苦悩しまくりの火のベンダー王子・ズーコ、
そしてズーコを見守る火の国王の兄・アイロなど、
魅力的な登場人物が多いこの物語ですが、
世界的な映画批評はあまり良くないみたいですけど、
私はとてもお気に入りです。

なんたって、水とか火とか風とかが
太極拳の様な動きと共に超能力で飛びまくりの華麗さが、
格好好過ぎだからっ!!(中二病気味な私なので、ことさら)
確かに物語のテンポがあまりに早過ぎて
さほどの難なくクリアしている連続ばかりのせいか、
感情移入しにくい感があったりしますが、
私に言わせればそれが何?って感じです。

全三部作ということで、次はたぶん土のエレメントを習得する話でしょうか。
はやく続編が公開されてほしいです。


Duplex 2005

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1281105450

ダニー・デヴィート監督作品「おまけつき新婚生活」について

夫のアレックス・ローズは処女作が高い評価を得た将来有望な作家、
妻のナンシー・ケントドリックは一流出版社に勤務する編集者。
そんなキャリアも順調なニューヨークに住む新婚カップルが次に望むのは、
当然、素敵なマイホームと可愛いベビー。
そこで2人は、ブルックリンに理想的な物件を見つけた。
それは暖炉が3つもある重厚で瀟洒な年代物のメゾネット。
ただ、ここは二世帯住宅で、
昔から政府の家賃統制対象となっている2階には
老婆のコネリー夫人が間借りしていた。
しかし、彼女が一見したところ病弱であの世へ行くのも近い、
と判断したアレックスとナンシーは早速、
この超・お得な物件を購入。
だが2人はこの先、
コネリー夫人がとんだ曲者だと思い知ることになる....


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1281105491

一見、弱々しくて脆そうなコネリー夫人が、
彼らのロマンチックな新婚の夜を台なしにし、
夫の執筆活動をことごとく邪魔をしまくりで、怒り爆発。
何とかこの老夫人を手なずけようとする2人だったが、
老夫人のほうが一枚も二枚も上手だった。
その内容は、
ドタバタ攻防戦でブラック・ユーモアに満ちあふれた毒の強い展開に。
アレックスは出版予定の次回作締め切りに間に合わず、断念するはめに、
そしてナンシーはこのいざこざによって会社をクビになる。

エスカレートしていく展開の果てに2人は殺し屋を雇うものの、
結局、返り討ちにされて、家を出る羽目に。
最後に「物より、愛しあい支え合える人がいる」という
本当の幸せの意味を問いかけで物語が閉められるのですが、
この可哀想な新婚夫婦に感情移入した私としては
凄ーく納得がいかないのですけど、
一応、みんなハッピーエンドだからいいのでしょうか。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e5b21aa450b596bc2d2c1b78a13c4a4f/1281105530

この夫婦に扮していたベン・スティラーとドリュー・バリモアの
悲惨なこの状況を笑わせる芸達者ぶりは目を見張ります。
あと胡散臭い不動産屋・ケネス(実はコネリー夫人の息子だった!)には
「トーチソング・トリロジー」に主演の
ハーヴェイ・ファイアスタインが扮していて、
そしてこの映画のヒロイン(!?)コネリー夫人、
「亀甲より年の功=老人をあなどるな!」
そんな教訓を身をもって演じている
アイリーン・エッセルのしたたかな老女ぶりがもー、
絶対こんな人が近くにいたら近づかない、
でも私が老いたらこうでありたいと
人生を考えさせられるそんな素晴らしい演技にもう脱帽って感じです。
あとジャスティン・セローが
この夫婦の友人役で出ていたのがちょっと嬉しかったな。

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