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ポテチの好きな映画についてと感想

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Volver 2006

http://file.satyricon.ni-moe.com/volver1.jpg

スペインの風の強い、迷信深い町が舞台です。
主人公・ライムンダは夫とパウラという14歳の少女の3人暮らし。
近くに姉のソーレが住んでいて、自宅でこっそり隠れ美容室を営んでいます。
とっても仲のよい母娘、姉妹です。
姉妹の父母は山小屋で何年も前に焼死しています。
ライムンダは母親・イレネと生前、疎遠でした。
それは、忌まわしい出来事があったため、
ライムンダが母と距離を置いてしまったためでした。
おぞましいことですが、ライムンダは父親に無理矢理犯され、
その結果、娘・パウラが産まれました。
パウラから見れば、ライムンダは母親であると同時に「姉」でもあるのです。
そして、実父は祖父....もちろん、パウラはそのことを知らされていません。

14歳に成長したそのパウラが、母親の留守に、義父に犯されそうになり、
とっさに包丁で刺し殺してしまいます。
帰宅したライムンダはあまりのことに仰天してしまいます。
父と娘....おぞましい歴史が再び繰り返されようとしたのです。
ライムンダは女友達の協力を得て夫の死体を埋め、
「あなたは殺していない。忘れるのよ」とパウラに言いふくめ、
強く生きようとします。

そんな折も折、以前から幽霊がでると噂があった母親イレネが、
姿を現したのでした。
伯母の家に何年も隠れ住んでいたのですが、伯母が亡くなり、
姉娘のソーレの家に現れ、ライムンダにも存在を知られてしまいます。
イレネは、ライムンダを犯した夫を山小屋で焼き殺したことを告白し、
ライムンダはようやく母・イレネを許すことができました。
母イレネは娘たちのもとに「帰郷」し、ライムンダもまた、
母のもとに「帰郷」することができたのです。

http://file.satyricon.ni-moe.com/volver2.jpg

彼の作品らしく、スペインの美しい色彩の中に、
独特な人間模様が繰り広げられます。
女とはどうしようもなく弱いもの。
それをカバーするべく、したたかで生命力が強くて、勘が鋭い。
それらゆえんでか強いといわれてますが、
実は男以上に頑張ってるからだと思います。

逆に男は弱くなったといいますが、それは嘘。
ずるさを覚えてしまって、妙な小回しが出来るようになってしまった。
馬鹿を装うのはお手のもの、弱く見せかけてるだけです。
しかし男ばかり登場する物語には、
主人公に匹敵するヒロインがいないとはじまらない。
女ばかり登場の物語には、この映画もそう、
男なんて無くても素晴らしい人生讃歌になり、
男には分からない感動を呼びます。
男だけで廻ってきたこの世の中、確かにずるくて味気がない。
以前はそれでも母性が働いて付いてきていた女たち。
今はこんなくだらない世界、引きずりつつも捨てて違う方向へ。

真ん中の "Volver" を歌う場面にもう....
そしてペネロペ・クルスが美しすぎて、気がつくとこの映画の虜に。
そんな曲の歌詞の内容。

「忘れたはずの過去が甦り、私の人生と対峙する
 旅人はいくら逃げても、いつか立ち止まる時がくる
 たとえ忘却すべきことを打ち砕き、幻想を葬り去ったとしても、
 つつましい希望を抱く
 それが、私に残された心の宝….帰郷(ボルベール)」

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