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ポテチの好きな映画についてと感想

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The Rose 1979

http://file.satyricon.ni-moe.com/rose1.jpg

ベット・ミドラー主演の映画「ローズ」について

反体制の波にゆれる1969年のアメリカ。
ベトナム戦争がもたらした若者たちの反撥は頂点に達し、
そんな空気の中で女性ロック・シンガーのローズが
カリスマ的な支持を受けていた。
しかし、契約中の3年間の彼女のスケジュールはビッシリで、
専用機「ローズ号」で毎日旅する彼女の神経はすり減っていた。
故郷フロリダでの公演の後、1年の休みを欲しいというローズの願いも、
マネジャー・ラッジの厳しい言葉に消されていった。

ニューヨーク公演の後、ラッジと共に作曲家ビリー・レイを訪ね、
そこでビリーに冷たい言葉をつきつけられたローズは、
ビリーのもとをとび出し、
乗り込んだハイヤーの運転手・ダイアーと出会う。
途中、レストランに立ち寄った2人は、
そこでささいな喧嘩に巻き込まれるが、
その場のダイアーの男らしさにいつしか魅かれるローズ。
そのまま、彼とホテルで愛し合う。

翌朝、録音に5時間も遅れたローズはラッジと言い合うが、
仲裁に入ったダイアーにまで罵声を浴びせるローズだった。
その場を去るダイアーに、ローズは追いすがり、
自分の愛の深さを告白する。
そして実はダイアーは運転手ではなく、
軍隊を脱走している身であることを知る。
ローズの自由奔放な愛の生活は彼で落ち着くことなく、
かつてのレズビアンの愛人・セーラなどの愛も平気で受け入れる有様。
この場を目撃したダイアーは、さすがに冷めてローズのもとを去った。
いよいよ故郷のフロリダにやって来たローズは、再びラッジと
決定的な喧嘩をしてしまい、彼にクビを言い渡される。
不安のどん底につき落とされたローズは、
その場に戻ってきてくれたダイアーと車で町を走り回るが、
ある酒場で出会った昔の恋人が原因で、
今度こそ、決定的な別れをむかえてしまう。

一方、スタジアムでは、ローズを迎えようと、
1万人以上の観衆が待ちかまえており、
その熱狂の裏で、控え室のラッジらは頭をかかえていた。
口では強いことを言っても、ローズの行方をラッジは必死に追っていたのだ。
ローズがドラッグでふらつきながら、なつかしい母親に電話をしたことから、
交換手を通して彼女の居所をつかんだラッジはへリコプターを用意し、
花火の上がる大観衆のスタジアムに彼女を迎え入れることに成功。
割れるような観衆の拍手の中、足をふらつかせながらステージに立つローズ。
「私といて、私を置いていかないで」と訴えるように歌う
彼女に再び熱狂の拍手が起こった。
そして、続いて歌った歌詞が、つぶやきのようにささやかれると、
彼女はそのままばったり倒れた。
愛を求め、愛に生きた1人の激情のロック歌手のそれが最後だった。


彼女のやり過ぎ演技と女性ロック・シンガーという
極端な存在がうまくシンクロしたささやかな恋の物語。

核なる自分を、もの凄く分厚く派手な装飾した上でコーティング、
唯一の「歌」でもって完全武装.....のはずが、
時より素を出すたびにドラッグで誤摩化して
日々、名声と評価の荒波を突き進むローズ。
そんな彼女がふとした拍子に恋なんぞしてしまうものだから、
一気に核なる全てが露呈。
それを愛する人に受け入れられてしまうものだから、
喜び以上に戸惑いでいっぱい状態。
愛してるけど、不安過ぎ。
結局、素直になれずじまいで、せっかくの彼が去っていく。
その絶望感が、これまで蓄積して来た彼女の負が
一気に蝕むのを早まらせてしまって
最後のステージ。
彼女は死を自覚をしていたことは、最後の歌を聴いてわかる。
もっと素直であればこんな悲劇は生なかっただろうが、
そのおかげで素晴らしい才能が芽生え、こうして大きなステージで歌ってる。
ステージでローズが倒れた時、バック・ステージでマネージャーが、
呆然としながら静かに頭を抱えるシーン。
彼としては見守る者として、覚悟をしてたんだろうな。
そのままエンド・ロールで流れる名曲「The Rose」は、
ローズへの鎮魂歌なんでしょうね。
自業自得だけど、なんだか切ないんだよな〜
観た後は暫く引きずりますが、
なぜかマイナスな重みが感じられないのは、
きっと彼女の魅力の力なのでしょうね。


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