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ポテチの好きな映画についてと感想

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La Cité des enfans perdus/The City of Lost Children 1995

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children1.jpg

ジャン=ピエール・ジュネ監督作品「ロスト・チルドレン」について

近未来の半ば朽ちかけたような世界にて、
とある科学者が海上の基地で生命を創り上げた。
妻にすべき美しい女性を造ったが、妙な小女になってしまった。
それから自分のクローン6体を造ったが、
その内1体は眠り病、4体はおバカさん、
そして1体(クランク)は知能は優秀だが夢を見ることができないので、
老化速度が異様に早いという欠陥があった。
更に自分の分身として頭痛持ちの脳髄(イルヴィン)を造った。
するとクランク率いるクローンたちの反乱が起こり、
その科学者は海に投げ捨てられてしまった。

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children2.jpg

ボスとなったクランクは老いを怖れて
「夢(を)見(ることを可能にする)装置」を開発。
たくさん夢を見る子供の頭脳とシンクロするために無垢な子供が必要に。
盲人達に見えるメガネを与え、
その代償として子供を貰うというシステムを形成し、
その者たちを "一つ目教団" として町に横行させ、誘拐しまくることに。

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children4.jpg
http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children7.jpg

やがてサーカスの怪力男・ワンの幼い弟・ダンレーも誘拐される。
彼は必死で探すも、知能が足りないのでうまく見つからない。
そして、ワンは9歳の美しい小娘・ミエット率いる孤児の泥棒団に出会う。
彼女は至ってクールな人生観を持つが、
子供よりも純粋なワンに心魅かれて手伝う決心をする。
しかしそのことで窃盗団の首領であるシャム双生児の姉妹から
命を狙われるはめに。

彼女たちの刺客としてノミを操る元サーカス団長・マルチェロが放たれる。
2人は "一つ目教団" の本拠に潜入するが捕まり、処刑されることに。
シャム双生児の姉妹は蚤使いのマルチェロを使ってワンを救出するが、
ミエットはそのまま海の底へ。
そこで彼女は海底に住む奇妙な男に救われる。
彼こそ、クランクや6体のクローンたち、
そして脳髄・イルヴィンの創造者であるあの科学者だったのだが、
彼は記憶を失っていた。

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children5.jpg

紆余曲折を得て、子供たちのいる海上基地に向かう2人。
一方、実験室ではいよいよ狂気を増して暴走するクランクを破壊するため、
イルヴィンが子供の夢に託したメッセージ・カプセルを海に流した。
このカプセルの夢で海に住む科学者は記憶を一部取り戻し、海上基地に向かい、
ミエットも同じ夢を見て子供連続失踪の真相を悟ることに。
2人は再びシャム双生児の姉妹に殺されそうになるも、
マルチェロに救われ、基地内の実験室に潜入したミエット。
そこでクランクの脳に接続されたワンの弟・ダンレーを発見。

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children6.jpg
http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children3.jpg

ダンレーを救うため、イルヴィンの指示に従って2人の夢の中に入り、
クランクの呪縛を見事破壊する。

一方、科学者は記憶が不完全なまま、
自分のクローンたちに命令して実験室爆破の準備を進めていた。
6人のクローンとイルヴィン、それに誘拐された子供たちを救出した
ミエットとワンは間一髪でボートで逃亡に成功。
そして、寸前に記憶を取り戻した科学者は
「無と無限はイコールだ!」という意味不明の言葉を叫び、
実験室とともに自爆する。


老と若、そして美と醜という対比が連続する世界。
この映画に登場する大人のほとんどが醜く、子供は可愛い。
最後のミエット対クランクの夢対決で、
老と若、美と醜が逆転する姿を見せることで、
両者に違いがないことを証明している様。
夢を見ないと老いるのが早いので、夢を見て生きなさい。
そのためには子供の様な清い心を忘れてはいけませんということでしょうか。

http://file.satyricon.ni-moe.com/City-of-Lost-Children8.jpg

「魅力」という角度の視点で、見た目が大人だろうが、子供だろうが、
心が強いものは強いし、弱いものは弱いということでしょうか。
普通ではない異形な雰囲気や一癖ありすぎる人物が多く、
そういう場合の大体はそんな人物に焦点が当てられ、
魅力的に描かれているのですが、
この映画で唯一といっても良いぐらい現実的で大人のヒロイン・ミエット。
彼女の美しさの「魅力」は、ハンパなく強力でズバ抜けてます。
いろんな意味を含めて人間は見た目だけでは決まらない
ということでしょうか。
そんなミエット扮するジュディット・ヴィッテの品格は
格別で素晴らしかったです。
そしてこの独特の世界観や映像は凄過ぎ!
それだけでも見る価値のある映画です。

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