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ポテチの好きな映画についてと感想

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Clash Of The Titans 2010

http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans11.jpg

ルイ・レテリエ監督作品「タイタンの戦い」について

神々の王・ゼウスを頂点として神々が君臨していた古代ギリシア時代。
ゼウスは人間を創り、彼らからの崇拝と愛を糧に不老不死を保っていた。
そして神々は己の欲望を叶えるためには手段を選ばず、
激しい権力争いを繰り返していた。
結局、それで被害を被るのは人間たち。
なんだかんだ傲慢の限りを尽くす神々に対し、
いつしか人間たちは神への敬意を無くしていた。

一方、ゼウスには人間であるアルゴス前国王の妻・ダナエーを騙して姦通し、
生ませてしまった半神の息子・ペルセウスがいた。
アクリシウスによって
ペルセウスは海に母ごと棺に入れられ捨て去られるものの、
ある漁師に助けられ、逞しく育てられる。

ある日、ペルセウスは育ての家族と共にたまたま船で漂っていたところ、
神に対して反旗を翻し、アルゴス国の兵士たちによって
ゼウスの石像を打ち壊すのに遭遇。
怒り心頭状態のゼウスが兄である
冥界の王・ハデスを人間界へ解き放したことで、
兵士たちは疎か、彼の家族共々殺されてしまう。
ハデスに復讐を誓ったペルセウスは
残りの兵士たちにアルゴス王国に連行される。

http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans1.jpg

ペルセウスがアルゴス城の王広間に通され、
アルゴス国王・ケフェウスと王妃・カシオペア、
そして王女・アンドロメダを目にした時、
ハデスが現れ曰く、「人間の分際で神々に楯突くなんて上等じゃん!
天罰として10日後の日蝕の日に海の魔物・クラーケンを放って都を滅ぼしてやる。
滅ぼされたくなければ、
そこの神より美しいとぬかしたアンドロメダを生贄に捧げろ!」ということで、
復讐する好機と踏んだペルセウスは王女を救う任務を進んで引き受けた。

http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans2.jpg
http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans3.jpg

命知らずのアルゴスの兵士たちと共に、
危険な冥界への旅に出るペルセウス。
途中で愉快な傭兵2人組、ロボットみたいなジンの魔法使い、
そして彼をずっと見守ってきた曰く付きの女・イーオーが仲間になった。
その行く手には、巨大なスコーピオン、人間の女性の頭を持つ怪鳥ハーピー、
1つの目を共有するグライアイ3姉妹、髪の毛が毒蛇でできたメデューサ、
副ボス・ハデスによって甦ったアクリシウス、
大ボス・巨大なクラーケン、最後にハデスが待ち構えていた。
神の助けを使わずに人間であることをモットーにして戦うペルセウス。
果たして彼は、運命を切り開きアンドロメダを救うことが出来るのだろうか。


本来、ギリシャ神話のペルセウス物語の内容は、
この映画の物語と大きく違っています。

アルゴス王・アクリシオスには娘・ダナエーがいたが、
息子を望んだアクリシオスは使者を使わして神託を求めると、
「息子は生まれず、彼の孫によって殺される」という内容だったため、
娘を監禁。
そこへ神々の王・ゼウスが黄金の雨に身を変えて忍び込んで姦通、
ダナエーはペルセウスを出産した。
これを知ったアクリシオスは我が身を恐れるあまり......
かといって殺すことも出来ず、
2人を箱に閉じこめて川に流してしまった。

漁師に救出されたダナエーとペルセウスの母子はある島で平和に暮らすも、
そこの領主が彼女を恋慕、
邪魔な息子であるペルセウスに
困難なメドゥーサの首を取ってくる旅に行かせる。
父であるゼウスの計らいにより、彼はアテナとヘルメスの助力を受け、
アテナから鏡の楯、ヘルメスから翼のあるサンダル、
そしてハデスから隠れ兜を授かった。
ゴルゴンの妹であるグライアイ3姉妹から
メドゥーサの居場所を無理やり聞き出し、
死者の国の洞窟の中にて、メドゥーサの首を取ることに成功する。

http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans10.jpg

メドゥーサの首を袋に入れて、ペガサスで飛行中、
エチオピア王妃・カシオペイアが口にした神への愚弄で
海神・ポセイドンの怒りを買ったことで、
魔物の生け贄とされかけていた王女・アンドロメダを発見。
彼女を救って結婚したポセイドンは島に戻って領主を石にした後、
アルゴスに帰国したが、
このことを伝え聞いたアクリシオスは彼を恐れてアルゴスから逃亡。
よって、彼はアルゴスの王となった。

ある日、ペルセウス王はラーリッサの街でスポーツ競技会に出場。
種目は円盤投げ。
彼が円盤を投げたところ、
円盤が観客の老人に当たってしまい、死なせてしまった。
その老人こそ、前アルゴス王・アクリシオス。
神託は実現することに。
その後、彼は自分が殺してしまった祖父の国土を継承することを恥じ、
他の国土と交換したという。
そして彼は人間として亡くなった後、夜空に昇天し、星座になったとのこと。

......というあらすじですが、ペルセウスの出生が本来の神話では、
ある意味、奇跡による出産でとてもロマンティックなのに、
この映画では、アルゴス王が神への討伐に出向いたところを見計らって、
ゼウスが王に成り済まして姦通と、実にやり口が性悪で陰険そのもの。

そういった違いが各所にみられて、それが全て映画の方はイヤーな展開。
例えば、妻と不義の息子を崖から落とした後に
ゼウスの雷の一撃で醜く化したアクリシオス。
ハデスによってダークサイドに堕ちて暗黒戦士と成り果てますが、
ポセイドンとの一戦で命を落とす寸前で、
呪縛から解かれた彼は父親らしい一言を口にします。
それがとても良い言葉で、
なんだこの人、実は良い人だったんじゃん!って感じ。
あと、旅の仲間(あまり友好が結ばれてるとは思えないけど)が
たくさん死んでしまって、
その1人、過去にゼウスの誘いを拒絶して呪いをかけられたイーオーは、
その袖にされたゼウスによって、
勝手に生き返らせてペルセウスの伴侶として与えます。
突如、幾度か現れる父なるゼウスも威厳が全くもって垣間見えず、
何だか散々。
ポセイドンが神(ゼウス)を受け入れられないのが凄く分かります。

これはパラレルワールドの1つなんでしょうけど、
せっかくのアクションかつ、アドベンチャーものなのだから、
もっとスカッ!とした物語を下地にした上での爽快感があったら
凄く良かったのにな〜と思いました。

http://file.satyricon.ni-moe.com/Clash-of-the-Titans4.jpg

でも観せる映像は迫力満点でとても素晴らしいし、
登場人物たちもそれぞれが個性的で面白い。
特に、ポセイドン扮するサム・ワーシントンが可愛い過ぎます!
演技はともかく....ですけど、存在があるというだけで
こうも魅せられたのは久しぶりです。
あと、ハデス登場のドス黒い煙の様な演出がとても素晴らしく、
私もああ出来たらいいな〜
ということで、見た目重視な視点としてのこの映画はとてもお気に入りです。
次作の「タイタンの逆襲」に期待します。

ところで、この映画のタイトルの "タイタン" って、
オリンポスの神々が生まれる前まで世界を牛耳っていた一族の名前ですけど、
この物語に関連性が無かった様に思えたのですが、いかがでしょうか。

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