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ポテチの好きな映画についてと感想

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The Color Purple 1985

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スティーヴン・スピルバーグ監督作品「カラーパープル」について

アリス・ウォーカーのピューリッツァー賞を受賞した1982年の小説の映画化。
物語は1909年、南部ジョージアの小さな町のはずれに住む黒人の一家にて。
自分もまだ子供にすぎないセリーが、父親の子供を生んだ。
父親は生まれた子供をセリーの乳房からもぎとって
どこかに連れていってしまった。
セリーの心の支えは美しくて頭の良い妹のネッティだけ。

やがてセリーは人身売買のように4人の子持ちのミスターという男に嫁いだ。
最初、彼はネッティを望んだが、ネッティを手放したくないと父親に断られ、
代わりに「子供が産めない身だからいくらでも楽しめる」と、
セリーが押し付けられたからであった。

朝から掃除、洗濯、料理、問題の多い子供たちの世話をして、
夜は性処理道具のようにミスターにのしかかられる日々。
やがて父親とミスターの淫らな手が、
ネッティへと向けられたことを知ったセリー。
ネッティを家から逃げるように説得、
その後、牧師夫妻に助けられてアフリカヘ渡った。

ある日、ミスターは美しい歌手のシャグを家に連れて来た。
セリーがシャグの面倒をみているうちに、2人の間に奇妙な友情が芽生える。
セリーの忍従の人生に驚くシャグと、夫の愛人ではあるが美しい心と
自立の精神を持つ彼女に、目を開かせられたセリー。
セリーの魂は目覚め、自分も人間であること、
真っ暗だった未来に道が開けているかもしれないことに気づくのだった。

一方、ミスターの長男、ハーボの妻ソフィアは気が強く負けん気が
災いして離婚するハメになる。しかも彼女は、
白人市長夫人に反抗的な態度をとったことから長い刑に処されてしまった。
ハーポはソフィアと別れた後、愛人のスクィークを自分の酒場で働かせていた。

ある復活祭の日、別の男と結婚したシャグによって
ミスターが長年に渡り隠していたネッティからの多くの手紙を発見する。
ネッティは元気でアフリカで伝導生活を送っていたのだ。
自立の魂が最高潮に激しく燃えあがったのは、いうまでもない。
セリーは、ついにミスターに家を出る決心を伝えた。
驚くミスターはセリーをなじるが、シャグはセリーの味方についた。
そして長い刑で弱気になっていたソフィアも、セリーの反逆を見て、
かつての元気がよみがえった。
セリー、シャグ、そして歌手を目指そうとするスクィークが新しい人生を求めて
メンフィスに旅立った。

数年後の新しい生活も落ち着いた頃、
シャグは長年に渡り勘当されいた牧師の父とよりが戻り、
ずっと抱えてきた悲しみにくれていた魂が救われる。
そしてセリーにも、
生き別れた2人の子供とともに愛するネッティがアフリカから帰国、
そして再び目の前に姿を現すのでした。

http://file.satyricon.ni-moe.com/color_purple2.jpg

黒人は白人から完全に社会的にも生活的にも屈辱的な差別を強いられたその上、
黒人世界の中でも、男が女を奴隷扱いすることが存在していたこの時代。
どれだけ過酷なものかは想像を絶します。
そんな世界に順応して、それが普通を思ってしまっていることに気づいて、
反抗する彼女の強さには、
観ている私にこの世に生きる勇気を与えてくれます。

「あなたが美しいこの紫(コスモス)の中を歩いている時、
その紫に気付かなかったら、きっと神様は悲しむでしょう。」
誰もが「人間でいる」ってことの良い部分をもっとクローズアップしていけたら、
どんなに素晴らしくなることかを教えてくれる、大変な優秀な作品です。
そんなこの映画の監督はスティーヴン・スピルバーグ。意外な感じがしますが、
後の作品、「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」で頷けます。
ウーピー・ゴールドバーグの抑えた演技も素晴らしい。
それだけに、彼女がミスターに対して感情を爆発させる場面がもう、
こっちも共感しているものだから私も爆発! みたいな、
しかしこれが彼女の映画デビュー作というのだから、凄い人は凄いのだなと。
そして音楽を担当しているクインシー・ジョーンズ。
ここぞっていう場面の時に素晴らしいタイミングで、
さらに感動を呼び寄せる、もう魔法としかいいようがないです。
特にシャグが歌う「セリーのブルース」、
そしてシャグと牧師がよりが戻るきっかけとなった「黒人霊歌」の素晴らしさは、
もう言語を超えて魂が揺さぶられる、
....もう魔法としかいいようがないです。

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