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ポテチの好きな映画についてと感想

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Jackie Brown 1997



クエンティン・タランティーノ監督作品「ジャッキー・ブラウン」について

メキシコの航空会社に勤める中年スチュワーデスのジャッキーは、
生活苦のため、裏では武器商人オデールの運び屋をやっていた。
ある時、ジャッキーはFBI捜査官のレイに逮捕されてしまう。
レイからオデール逮捕に協力するよう持ち掛けられるジャッキーだったが
取引には応じないまま、保釈される。
「オデールはとても非情な男。
 自分の保身のためなら私なんて簡単に消すような怖い男よ。
 でももっと怖いのは、お金もないのに社会から爪弾きにされること。
 それを考えたらあの男なんて怖くないわ、そう立ち向かってやる!」
人生半ばを過ぎ、現在の生活に限界を感じていたジャッキーは、
親しくなった保釈屋のマックスと共に
関係者をあざむき、お互いに噛み合わせようと、
そして、すべてを清算する一攫千金の計画を実行する。


強い決意をした女の人程カッコいいものは無いと魅せ切った映画。
彼女のやってることは悪いことだけど、虜になってしまったからでしょうか。
メキシコ旅行に行けて良かったね〜と最後は拍手を送ってしまう。
1つ気になるのが、保釈屋のマックス。
最後の場面、あれだけの難題を共に通過してきたジャッキーから
「私のパートナーにならない?」と持ちかけられるが、
実は彼女はそれを察知して「恋人に〜」ではなく、あえてその言葉を選び、
性を超えた関係を望むも、もう答えが分かっているようだったといい、
お互い尊重し合うような愛あるキスの別れといい、
部下である黒人のマッチョの存在といい、そして「チェリー」だしと、
その対応ぶりからして、ゲイだからではないかと、勝手な憶測ですが、
そう、思ったのは私だけかな。
あとオデール、切れ者の割には人の見る目なさ過ぎというのは、
それだけ自分自身に自信があったからでしょうか。
案外、
お金と音楽以外には欲が無い人だったんじゃないかな〜と思ったのでした。




やっぱりタランティーノ監督といったら、軽口、無駄口の応酬と、
間の取り方の絶妙さ加減、そして音楽の使い方。
うまいなーの一言に尽きます。

あと俳優陣の演技が凄い。
サミュエル・L・ジャクソン演じるオデールのクールな非情さ加減といい、
ロバート・フォスター演じるマックス・チェリーの生真面目な冷静さ加減といい、
ロバート・デニーロ演じるルイスのウスノロ親父さ加減といい、
ブリジット・フォンダ演じるメラニーの軽薄でヤク中さ加減といい、そして
なんたって主役のパム・グリア。
決心した女の意地を貫き通すジャッキー姉さんが素敵過ぎます!
この映画が面白くて当たり前ですね。

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