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ポテチの好きな映画についてと感想

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The Road/La Strada 1954

http://file.satyricon.ni-moe.com/La_Strada1.jpg

フェデリコ・フェリーニ監督作品「道」について

粗野で自分勝手な男・ザンパノと
純真無垢で頭の弱い女ジェルソミーナの物語。
暴力を振るわれたり、他の女と寝るために置いてけぼりにされたり、
いろいろこき使われながらも、ジェルソミーナは素直に従って着いていく。

時折、彼女は、
「私は何をしているのだろう。何をやっても彼にはダメだしされるし、
 もしかしたら私の生きている価値なんて無いのではないか」
と落ち込むのですが、
神の使いの様な綱渡り芸人に、
「どんな物でも何かの役に立っている。
 この石ころだってね。君の存在は彼の役に立っている」
そう諭され、また素敵な笑顔を取り戻す。

ある日、とある諍いの仕返しにザンパノは綱渡り芸人を撲殺してしまって、
それを見ていたジェルソミーナはショックのあまり放心状態、狂ってしまう。
手に負えなくなったザンパノは彼女を浜辺に捨て去るのでした。

数年後、ザンパノが浜辺の町を歩いていると、耳慣れた歌を耳にする。
歌っていた洗濯女に彼が尋ねると、
ジェルソミーナと思われる女の人が、しばらくその海岸を放浪した後、
誰にも省みられることなく死んでいったという。
それはジェルソミーナがよくラッパで吹いていた曲だった。

その晩、酒に溺れつつ、ふらふらと暗い浜辺にやってきたザンパノは、
どんなに彼女が自分にとって必要な存在だったかを思い知らされながら、
絶望的な孤独感と己の無力さに打ちのめされ、
関を切るように号泣するのでした。
絶望的な孤独感。
罪の意識もさることながら、なんという空しい発見なんだろう。
重荷でなく、取り除いて軽くしてしまった。
絶望的な孤独感。
もう彼は一生憑いて廻ることになるだろう。
そんな業に対して私は、ただ悲しい。
そしてジェルソミーナの健気な姿が思い出され、
涙が止めどなく溢れてどうしようもなくなるのでした。

http://file.satyricon.ni-moe.com/La_Strada2.jpg

「ジェルソミーナ」のジュリエッタ・マシーナと
「ザンパノ」のアンソニー・クイン。
2人の名演技に賛辞を贈りたい。
そして主題歌「ジェルソミーナのテーマ」を手がけた
作曲家のニーノ・ロータ、
なにより、監督のフェデリコ・フェリーニ。
この作品に出会えたことは人生において多大なる喜びである。
もう、それに尽きます。



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