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ポテチの好きな映画についてと感想

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Bully 2001

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ラリー・クラーク監督作品「ブリー」について

南フロリダに住む少年ボビーとマーティは幼馴染み。
裕福な家庭に育った切れ者のボビーとは対照的に、
マーティは高校の落ちこぼれだったが、
2人は大の親友同士。
ある日、彼らはアルバイト先のスーパーで2人の女の子、
スレンダーのアリとふっくらした感じのリサをデートに誘う。
マーティとリサはすぐに意気投合し恋仲に。

http://file.satyricon.ni-moe.com/bully2.jpg

交際が深まるに従い、リサはマーティとボビーの異常な関係に気づく。
ボビーはマーティを時には暴力を振って一方的に支配していたのだ。
逃げようと思えばいつでも逃げられたのに、10年間いじめられ続けてきた。
ある種、この2人の関係は共依存、体格は遥かにマーティの方が良いのに、
抜け出すことが出来なかったためだ。
しかしこの関係は、マーティーの恋人となったリサの出現で大きく変化する。
恋人をいじめっこから引き離し救うことが彼女の全てになったと同時に
ボビーへの憎しみを募らせていく。
そしてボビーは2人にも暴力的な態度を取るようになり、アリとリサをレイプ。
もう我慢できない!と、リサはマーティにある驚くべき提案を持ちかける。

「ボビー殺害計画」
アリのヤク中のボーイフレンドであるドニーやアリの友人・ヘザー、
リサのマッチョないとこ・デレクらも巻き込み、
計画はどんどん現実味を帯びていく。
ついには不良グループのリーダーで、
マフィアの殺し屋を自称するカーフマンをも引きずり込み、
いよいよ計画実行。

アリがセックス目的でボビーを川まで夜のドライヴに誘い出し、
皆と落ち合う。
全員でバットやナイフでボビーに一方的な攻撃をした後、
最後はマーティがナイフでトドメの一撃を加えた。
しかし殺人を犯した後、
彼らはやったことの重大さを徐々に認識すると同時に、
冷静さを失い、不安を増幅させ、
発覚に脅えた挙句はお互いに罪をなすりつけ合うことに。
結局、警察への匿名通報によって、7人の殺人者は逮捕。
それぞれに重い刑が言い渡されるのだった。


http://file.satyricon.ni-moe.com/bully3.jpg

この映画は、実際に起こった中流階級の未成年たちが起こした
稚拙で残虐な事件を元に、
極悪非道ないじめっこに、いじめられっこが仲間と共に立ち向かった物話。
彼らのやったことを実に恐ろしいと思うのが普通なのでしょうが、
同じシチュエーションでこの愚かな若者達の誰かであった時に
エスカレートして盛り上がっていくノリに対して
冷静に「違う」と言えるだろうか。
何不自由ない暮らしの中で、彼らは満ち足りない毎日を送っていた。
ちょっとした劣等感だったり、複雑な家庭環境だったり、喪失感や孤独だったり。
そんな足りないのを刹那に埋めることしか頭にない年代、
刺激の強いセックスやドラッグに手慣れた彼らである。
要は身体は立派な大人だけど、精神はまだ子供なまま、
もっと更なる欲望を抱かずにいられないはずだ。
彼らは私で、私は彼ら。
何かの後押しと魔が差すタイミングが合えば、誰だって彼らになりうる。
最後の場面、遊びと同じノリで殺人事件を起こした現実を目にした結果の
彼らの行動には「そのことを忘れてはいけない、でないとこうなります」と
とても印象的でリアルに描かれているのは、
きっとこの監督が淡々と彼らを見据えた結果、
同じ様な若者に啓発したかったのかなと、
あとボビーとマーティの関係は、何となくボビーがマーティに対して
友情を超えたホモセクシャル的な感情故の自己憎悪を募らせ、
不幸にもマーティがすれ違った部分で
変に受け入れてしまった結果のような感じをそれぞれ私は思ったのですが、
変に深く捉え過ぎでしょうか。

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