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ポテチの好きな映画についてと感想

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Boys On The Side 1995

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ハーバート・ロス監督作品「ボーイズ・オン・ザ・サイド」について

勤めていたクラブにて、
選曲が時代に合わないとクビになった歌手・ジェーンは、
ロサンゼルスに新たな生活を求めて旅に出ることに。
一方、ニューヨークで不動産の仲買人をしていたロビンも
自分の生活に嫌気が差し、とある新聞広告にて同乗者を募って
サンディエゴに旅立とうとしていた。
そこに応募して来たジェーン。
カーペンターをこよなく愛するロビンが
自分とウマが合いそうもないと一度辞退すものの、
結局、2人はともにサンディエゴに向かうことに。

途上でジェーンは友人のホリーを訪ねるが、
彼女も同棲中の恋人・ニックと険悪な中になり、
彼からの暴力を目の当たりにした2人は、
離れたほうがホリーのためと察し、
訪れたジェーンたちと共にここから出て行くことを決めた。
その際、暴れる彼にキレたホリーが彼をバットで殴ってしまう。
3人で彼を縛り上げ、逃げる様にそこから去ることに。

女3人は旅を続けて行くうちにお互いの秘密を知るようになる。
ジェーンはレズビアンで、
カーペンターズが好きな恋人に振られたばかりであり、
ロビンはNYのバーテンの男と別れたばかりで、
HIVの感染者ということ。
そしてホリーは妊娠2カ月の身だということ。

そんな道中、ニックが死んだという事実を新聞の見出しで知り、
またロビンがHIVの感染症による肺炎で倒れてしまい、
ツーソンの病院に入院することに。
ホリーは殺人の嫌疑にかけられ、警察から手配される。

3ヶ月後、入院していたロビンがいったん退院した後、
3人はホリーとジェーンの知り合いのいるバーに着く。
ほっと一息のつかの間、そこへ警官・エイブがやって来くる。
慌てふためくロビンとジェーンだったが、
実は彼はホリーの新たな恋人だった。
マッチョで可愛い警官と愛し合うホリーを目の当たりにすることに。

ジェーンは寂しそうなロビンを慰めるため、
ロビンに恋しているバーテンの男に働きかけるが、
HIVであることを劣等感に感じているロビンは憐れみをかけられたと思い、
ジェーンと衝突、そして決別してしまう。

ホリーはエイブに殺したかもしれないニックの件を話し、
正義感溢れる彼に自首をすすめられ、ある日突然、警察に連れていかれる。
初めはジェーンとエイブで裁判に臨んだものの、
いまいち良い方向に進まない。
そしてロビンの元に訪れた母と過ごすことによって、
友情の大切さを察した彼女はジェーンと仲直りして、
共にホリーの裁判に臨むことに。

裁判の末、雄弁なロビンの証言により、
ホリーは半年後に仮釈放程度の刑を受けるに及んだものの、
ロビンはその緊張感から容体が悪化し、再び入院することに。
ロビンは病床でジェーンに、
10歳のころ、自分も1人の女性を愛していた事を告白する。
やがてエイブの愛もそのままに、ホリーは子供を無事出産する。

そしてパーティが開かれる。
ジェーンたちはロビンの好きなカーペンターズの歌を歌い、
車椅子でロビンがそれを聞いていた。
ロビンが亡くなった後、ジェーンはロサンゼルスへひとり旅立つ最後、
車椅子を見つめながらパーティーで歌った歌を思い出していた。

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http://file.satyricon.ni-moe.com/boys-on-the-side3.jpg

人生に失速した3人の女性を旅を通して友情を育んで行く姿を描いた
いわゆるロードムービーなのですが、
バイオレンスさは特になく、淡々と物語が進行していく中、
この特殊なシチュエーションで接するはずのないような性格三人三様の3人が、
一旦はバラバラになるものの、最終的に共通点を見出し、
永遠の友情に包まれていく過程はとても美しく、
非常に細やかな心の機微が描かれたとても素晴らしい人間ドラマです。

3人の女優は、レズビアンのシンガーのジェーンにウーピー・ゴールドバーグ、
HIV患者のロビンにメアリー・ルイーズ・パーカー、
そして破天荒なSEX依存者の気があるホリーに
ドリュイ・バリモアがそれぞれ扮しています。
この3人のバランスが絶妙と言うか、
誰かが突出して映画を纏めている感じが全くないこのアンサンブルが本当に見事、
長年、映画を撮り続けたこの監督ならではでしょうか。

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冒頭の場面にて、
ジェーンのヘッドフォンをロビンが借りていいかどうか尋ね、
断りもなくヘッドフォンをウェットティッシュで拭き始めるのですが、
後になって考えると、ロビンは別に潔癖性故の行動でなくて、
HIVである自分からジェーンへの気配りだったと気づいた時、
最後の回想する場面がグッと引き立って、より涙を誘うことに。

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http://file.satyricon.ni-moe.com/boys-on-the-side5.jpg

あと、警官のエイブという男性の存在。
SEX依存気味の彼女をも常に満足させるあのゴージャスな体付きに可愛い顔、
そして心から「愛する」ことを知っている男。
こんな女の理想の様な男はいないよ!と思いつつも、
ああ、本当にこんな人がいたらホリーの様に幸せなんだろうな〜

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