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ポテチの好きな映画についてと感想

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Lush Life 1993

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マイケル・エライアス監督作品「ラッシュライフ」について

生真面目で愛嬌のあるトランペット奏者・バディーと、
素敵な妻がいるにも関わらず、
女に目がないハンサムな髭面のサックス奏者・アル。
2人は腐れ縁ながら古くからの親友であるジャズ・ミュージシャン。
彼らは仕事の依頼があればどこででも演奏するという、いわば、
その日暮らしの生活であったが、
お互いの仕事を世話し合うほど仲が良かった。

ある日、バディーが酷い頭痛に襲われる様になり、
病院で検査をすることに。
検査結果は末期の脳腫瘍....残り数ヶ月の命だという。
自身の身に降りかかった絶望的な病状を知り、
自殺を考えるまでに落ち込むバディー。
これをなんとか励まそうと奔走するアル。
彼が「最後に盛大なパーティーがしたい」という言葉を実現にするべく、
自分自身の問題は取りあえず置いといて、
最後の刻が刻々と迫る中、その準備に取りかかるのだった。

http://file.satyricon.ni-moe.com/lushlife2.jpg

自分が創り上げた作品や技が、
この世に名声や大いなる価値を見出されることを夢見ることは
アーティストなら誰しもが想い描く「成功」の道。
ジャズ・シンガーの夢を捨てて、今では小学校の副校長となったアルの妻。
彼女は夢に没頭して刹那に生きるアルに対して、
もっと現実的になって欲しいと行動するも、
彼にその気がないのでいつも空回り。
しかも仕事場に出向けば他の女と寝ている感じからして、
案の定、彼への愛が冷めていく。

一方、アルは妻からミュージシャンを止めて
サラリーマンになってほしいアピールにウンザリ。
彼は妻を愛しているが、他の女にも目がいってしまう。
別に金に困って生活がままならないわけでもないし、
今楽しくやってるんだからそれでいいじゃないか〜!という風に
現実的な女と自由を求める男の良くあるすれ違い模様。
そこに親友・バディーの死の宣告。
この夫婦にとってかけがいのない友人を失うという現実は、
そんな生活がどうこう〜という事を捩じ曲げてしまうほどのハプニングなわけで、
素晴らしいジャズ・ナンバーの後押しもあって、
取りあえず、この夫婦の溝は鞘に納まって塞がれたのですが、
その効力はバディーが亡くなるまでだろうな。

男と女の関係は難しい。
妻から追い出されたアルがバディーの家にいき、
彼が「正直、女ってわからねぇ!」と嘆いた時、
バディーが話した「ある男」の話。

ある男が新婚旅行が新婚旅行へ行った。
ある時、ホテルのバルコニーから見下ろすと、
そのプールサイドで白い水着を着た凄い美人を見かけた。
一瞬の出来事だった。
それから20年間、彼女のことが頭を離れなかった。
どうしても忘れられなかったんだ。
それが夫婦の溝を作った。
彼はどうしても心から妻を愛せなかったから。
結婚から20年目にその夫婦は同じホテルに行った。
そこで彼はまたあの女を見たんだ。
白い水着を着たあの彼女を。
今度は、彼はその女に駆け寄った。
そして彼女の顔をのぞいて見ると....それは妻だった。

「ある男」と自分を称したバディーのメキシコに妻と旅行して、
彼女から離婚が言い渡されたこの話が妙に残ります。

http://file.satyricon.ni-moe.com/lushlife4.jpg
http://file.satyricon.ni-moe.com/lushlife3.jpg

その点、同じ道を歩む男同士の友情は良いものだなと改めて思います。
同じ男同士でも、性愛が絡むと
この夫婦と同じ様な雰囲気になってしまうことから、
やっぱり子作りを主にしたSEX以外、
性欲を持つということは罪なのかなと思うのですが、
うーむ、こればっかりは仕方がないことかな〜(私は諦めました)

それにしてもこの映画で数々の有名なジャズ・ナンバーが
これでもかというくらいに演奏されて、
ジャズ好きな私にとってはとても得した感のある内容です。
悲しい雰囲気にはならずに、スカッと爽やかな結びの最後は、
ジャズならではの "粋" でしょうか。

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