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ポテチの好きな映画についてと感想

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Millennium 2-3 2009

   

ダニエル・アルフレッドソン監督作品
「ミレニアム 2: 火と戯れる女 」
「ミレニアム 3: 眠れる女と狂卓の騎士」について

富豪ヴァンゲル家の事件を解決してから1年。
リスベットは依然姿を消したままだった。
少女売春組織に迫った特集号の発行準備を進めていた
担当ジャーナリストが殺害され、
現場にはリスベットの指紋がついた銃が残されていた。
指名手配されたリスベットの無実を確信するミカエルは、仲間を集め、
彼なりの方法で真実に迫ろうとしていた。
何の関係もないはずのいくつかの事件が、
やがて予想もできない壮大な "陰謀" へとつながっていく時、
リスベットの過去が明かされる。
そして真の “敵” と対決するため、舞台は法廷へと移っていく……



「ミレニアム 2: 火と戯れる女」
少女売春組織を探ると行き着く"ザラ" という男の正体。
「私は卑劣なサディストのブタです」の元後見人・ビュルマンの暗躍、
そして死。
不死身で不気味な金髪の巨人・ニーダーマンの存在感。
リスベットにボクシングを教えていたボクサー・パオロの活躍。
彼女の過去と死んだはずの禍々しい父親の影。
その父、そして兄との対決。
ミカエルが駆けつけるも、リスベットは瀕死状態に。



「ミレニアム 3: 眠れる女と狂卓の騎士」
暗躍し始める元公安警察の年老いた男たち。
リスベットが警察に捕まると同時に、彼女と父を抹消するべく動き出す。
彼女の弁護士でミカエルの妹であるアニカの機転で免れたものの、
よりいっそう強くなる元公安警察の圧力。
対抗するべく、ミカエル率いる "ミレニアム" 社と現公安警察、
そして、"疫病神" こと、彼女のハッキング仲間・ギークの攻防。
その果てにある凶悪犯とされたリスベットの裁判の行方はいかに。



これらの物語は、前回「ミレニアム」で活躍した
天才ハッカー・リスベットに関わるものです。
小出しにされた彼女の過去がここで明らかにされるのですが、
それによって大変な方向に進んでいきます。
それがもう、"陰謀" 好きにはたまらない内容で、
あっという間に見終わってしまったのでした。
「ミレニアム2」はヒロインのリスベットの活躍が主の展開で、
巨悪に立ち向かう姿の気概がもう素晴らしくて胸を打ちますが、
「ミレニアム3」は彼女が瀕死状態でしたので、
ミカエルを筆頭にした味方たちの攻防が主になっていますが、
その経過の最中、少しずつ回復して、
自分を取り戻していく姿はそれ以上に感動、
そして最後に仲間の力を得た彼女の法廷での姿は目から鱗状態!
本当に素晴らしく面白い物語です。



さて、話は変わって、この物語、
ドラクエ2で例えると(ちょっと古いですが)、
同じ社で働く仲間や現公安警察部隊を従えたミカエルを勇者として、
リスベットの恋人寄りな女友だちやボクサー兄貴、勇者の妹、
そして伏兵にギークさんなど。
対する大神官・ハーゴンがリスベットの父・ザラチェンコで、
バックに破壊神・シドーなる元公安の金持ちおじいさんたち。
後は強力な金髪巨人兄貴と雑魚な後見人や精神科医、
そんでバイク野郎たちってところでしょうか。
各キャラクターがとても良い感じで、
ミカエルを筆頭にしたリスベットの味方が魅力的で良い人ばかりで、
反面、ザラチェンコを筆頭にした敵の皆さんは
各それぞれの持ち味がある悪い人ばかり。
そのわかりやすい相関が、複雑で面倒くさそうな陰謀話をわかりやすく、かつ、
より面白くしているのだろうなと思います。

個人的には、よく考えるとリスベットよりも可哀想な境遇の
巨人兄貴の悪魔風の魅力にメロメロ。
ちょうどミカエルと真逆な位置ってのが、嗚呼、良いですよね〜
そして、最後のリスベットとミカエルのちょっとした場面。
……もう、ため息ものです。


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