2012/03/23 Category : タ行 Terminator Salvation 2009 McG監督作品「ターミネーター4」について 地球上のあらゆる都市が、人工知能に目覚め、人類に反旗を翻した 超高性能コンピューターネットワーク「スカイネット」による 核攻撃を受けた "審判の日" 後の荒廃した2018年。 スカイネット率いる機械軍は、いよいよ人類に対する 最後の総攻撃を仕掛けようとしていた。 "審判の日" を生き延び、抵抗軍の部隊長となったジョン・コナーは、 スカイネット研究所での機械軍との抗戦の最中、 スカイネットが人々を生け捕りにし、 生体細胞を複製しようとしている事実を掴む。 スカイネットはついに、民間潜入型ターミネーター "T-800" の開発に着手していたのだ。 同じ頃、レジスタンス本部にて、アシュダウン将軍ら司令部が スカイネット総攻撃の計画を企てていた。 ジョンはその目的がスカイネットが秘密裏に遂行しようとしている "暗殺リスト" の阻止にあると知るが、そのリストには自分の名前、 そして最重要ターゲットとして "カイル・リース" の名前があったのだった。 一方、ロサンゼルス郊外の荒れ野原でひとりの男が目を覚ました。 男の名はマーカス・ライト。 目を覚ます前の記憶を一切を失っていたマーカスは 荒れ果てた光景に驚きを隠せない。 と、そこで汎用殺人型ターミネーター "T-600" に遭遇。 マーカスは窮地に陥るが、その場に居合わせた孤児の少年に命を救われる。 同じく孤児で口が利けない少女・スターと共に、 戦禍を生き延びてきた少年。 彼こそが、スカイネットの最重要ターゲットにして、 後にジョンの父となるカイル・リースだった。 彼らと行動を共にすることになったマーカスは、 ある晩短波ラジオでレジスタンスの決起放送を耳にする。 「君たちは決して孤独ではない」そう、呼びかけているのは、 密かに人々の間で「救世主」として伝説となっているジョンの声だった。 カイルに抵抗軍のことを聞いたマーカスは、 カイルとスターを連れてジョンの元へと急ぐも、 途中で立ち寄ったコンビニ廃墟で2人は機械軍に捕獲されてしまう。 必死に追いかけたものの、逃してしまったマーカスは、 途中で助けた抵抗軍の女戦士・ブレアと共に ジョン・コナーのもとへと向かう。 そこでマーカスは初期型のターミネーターであることが判明。 初めは機械軍の手先として抵抗軍に捕獲されたマーカスだったが、 彼は心が優しいと信じるブレアは彼とともに逃亡、 後にジョン・コナーと共通の目的である "カイル奪還" に向けて、 各々がスカイネット本部に襲撃をかけることに。 激闘の果て、ジョン・コナーとマーカスはカイル・リースの救出に成功。 しかし、その過程で心臓に傷を負ったジョン・コナーのために、 マーカスは自身の臓器移植を申し出る。 人類の未来は、サラ・コナーの警告からすでに書き換えられていた。 そして、更なる人類とスカイネットの激闘は続くのであった。 ターミネーター・シリーズにしてこの映画は、 "1" でカイル(人間)対、怖ーいターミネーター(シュワちゃん)の攻防、 ”2” で優しいターミネーター(シュワちゃん)対、液体ターミネーターの攻防、 ”3” は観ていないので置いといて、この "4" 作目ですが、ちょっと複雑です。 過去に戻ってサラ・コナーをターミネーターから救い、 父となる少年のカイル・リースと、 大人になった息子のジョン・コナーの奇妙な取り合わせの間に 初期型ターミネーターのマーカスが同じく肩を並べるという 不思議な人間模様がとても面白いです。 ジョン・コナーとマーカス対、恐ろしい機械軍のターミネーターたちとの 激しい攻防の場面は引き込まれてしまうくらいに 素晴らしいアクションでしたが、 1番の活躍はなんといっても ”スターちゃん" でしょう! 口が利けない分、感覚が優れているのか、 その場の空気を上手に読んで1番適したことを成して、 みんなを助け、最後のスカイネット本部爆破の要になります。 ただ、ターミネーターの怖さは十分理解するも、 印象があまり残らなかったかな? やっぱりターミネーターといったら、 アーノルド・シュワルツェネッガーって感じなので、 (少しだけ全裸で出てきましたけど) 実は "T-800" 完成してましたみたいな感じで、もっと邪悪に暴れまくって 人間たちを困らせてほしかったなと思いました。 あと、クリスチャン・ベールが扮したジョン・コナー、 ちょっと感情的になり過ぎな気が。 まだ若いからなのかもしれませんけど、 救世主なんだから、 もっと悟りまくった賢者の様に冷静であってほしかった。 でも物語の展開はとても面白かったし、何より、 マーカスに扮したサム・ワーシントンが 実に素敵な男っぷりの好演でよろめきましたけど、 やっぱり ”スターちゃん" 、彼女の存在あってこそでしょうか。 私としては。 PR