2012/04/07 Category : ア行 Eragon 2006 シュテフェン・ファンマイヤー監督作品「エラゴン 〜遺志を継ぐ者」について かつてアラゲイシアは、エルフやドワーフが人間と共存する平和な土地だった。 この長年平和を維持してきたのは、ドラゴンにより選ばれて心を交わし、 強靭な体と鋭い知性、よく利く五感、 そして魔法の力と長寿を授けられたドラゴン・ライダーたち。 しかし、ダークサイドに堕落したある一人のドラゴン・ライダーのために、 平安の時代が終焉を迎えることに。 そのドラゴン・ライダーであったガルバトリックスは残忍な王となり、 配下に強力な暗黒魔術を誇るシェイドのダーザを筆頭に邪悪なモノたちを従え、 今やアラゲイシアは帝国として彼の圧制下にあった。 敵対するのは、住んでいた土地から追われたエルフ一族やドワーフ一族、 そして人間たち。 彼らをまとめ、結成された指導者・アジハドを中心とする反乱軍・ヴァーデン。 しかし、現状は帝国の軍事力はあまりに強大で、 身を隠して機を伺うに留まっていた。 とある辺境の村にエラゴンという少年が住んでいた。 伯父のフロスガーにその息子・ローラン(エラゴンの2歳年上の兄貴風)と 家族同様に育てられてきた彼は、 ある日の森の中での狩りの途中で輝く青い石を見つけた。 実はその石はエルフ族の王女・アーリアが敵の手に落ちる直前、 空間転送したドラゴンの卵だった。 やがて雌のブルードラゴンのサフィラが卵から孵った。 飛ぶことを覚えてから雷に打たれたりしてどんどん成長していくサフィラ。 何年か経って、ローランが帝国の徴兵から逃れるために独り旅立ち、 傷心気味なエラゴンが村でウロウロしていた時、 村の変なおじさん・ブロムがドラゴンの話をしているのをたまたま耳にし、 ドラゴンとドラゴン・ライダーと呼ばれる種族が この国を平和に統治してきた歴史を教わることに。 一方、サフィラ誕生を感知したガルバトリックス王が 新たなドラゴンの成長を阻止しようと差し向けた刺客・ラーザックにより、 フロスガーが惨殺された。 エラゴンは殺された伯父に復讐を誓い、サフィラと共にブロムに導かれ、 反乱軍・ヴァーデンの本拠地へと旅立つことなった。 ブロムはエラゴンに、 かつてドラゴン・ライダーであったことを明かし、 エラゴンもライダーとして選ばれたこと、 そしてその技を初歩から教えていく。 旅の途中で、妙な占い師の女に不吉な予言を言われてスルーしたり、 敵襲に遭い、まだ未熟ながらも魔法が使えてしまったり、 いろいろと困難に出くわして、 もう少しでヴァーデンの元にというところで、 エルフ族の王女・アーリアがガルバトリックス王の要塞都市・ギリエドに 監禁されていると夢で知り、 無謀にもエラゴンはサフィラと共に彼女を助けに行ってしまう。 結局、彼女を助け出すことには成功したものの、 駆けつけたブロムが身代わりに刺し殺され、 己の無謀さと力の無さに嘆くエラゴン。 彼を葬った後、アーリアとヴァーデン本拠地までの道案内を買って出た 謎の青年・マータグと共に、サフィラに見守られながら その地を目指すことに。 その後、ヴァーデン本拠地にて、 乗り込んだ黒魔術師のダーザ率いる帝国軍との合戦へと展開するのですが、 とにかく、合成映像に全く違和感なく自然に入り込めてしまえたのが とても素晴らしかったです。 ドラゴンが戦闘機の様にヒュンヒュン飛びまくる場面は とても気持ちが良かったな〜 そのドラゴン、サフィラのエラゴンを想いやる女性特有の優しさが とても心地よく描かれていて、 役者として1番だったなと思いました。 こういったファンタジーもの特有のご都合主義的に感じてしまうのは、 短い時間内でまとめてるから仕方がないのかもしれませんけど、 ドラマティックな場面、 例えば、伯父のフロスガーやブロムが亡くなってしまった場面とか、 戦いの後で瀕死状態のサフィラにエラゴンが自分の命を魔力に変えて 回復させる場面など、感情移入バリバリで浸りまくる私としては もっとスローなテンポで観たかったです。 物語がとても面白いので、はやく第二作目が観たいな〜 ちなみに私の個人的な萌えポイントは、 エラゴンと従兄弟のローランの絡みです。 (絡みといっても仲良さそうにチャンバラやってるだけですけど) 今後はローランがエラゴンにどう絡むのかな〜と待ち遠しい 今日この頃でした。 PR