2010/07/22 Category : ウォシャウスキー兄弟 Bound 1996 ウォシャウスキー兄弟による監督作品「バウンド」について レズビアン絡みのシーンがある映画はこれまであったとしても、 男の欲情をかき立てるのを貢献するようなものだけで、 結局、男の世界の中での「それ」だけであった。 この映画の2人のヒロインが交わす愛の駆け引きは、もの凄く生々しく、 そして、美しい。 腕のいい盗みの元プロ・コーキーはアパートの内装と配管工事を任されてた。 隣の部屋には、ある筋のマネーロンダリング担当の男の情婦 ヴァイオレットが住んでいた。 ある日、妖艶なヴァイオレットは 中性的なコーキーにひと目惚れして誘いをかけ、 2人はその夜、激しく求め、愛し合う。 それからいろいろあって、マフィアの裏金を奪う計画に発展するわけですが、 目が話せない展開とついて廻る格好好さっていったら、もう素敵過ぎです。 台詞の言い回しとか、仕草とか、着こなしとか、 やっぱりギャングものはこうでなきゃ! スタイリッシュで、品ある人間臭さを持ち合わし、そして極悪。 ずっとドス黒の闇の中なのに、時折みせる霧がかった煌めきみたいなもの。 世間の「ちょい悪」なんて俗語は最悪。その内に廃れそうですが、 今だ何がいいんだか、もうさっぱり。 やはり極悪でしょう。 犯罪はともかく、 あくまで、この映画の雰囲気からしてですが、好きなんです。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword