2013/10/12 Category : サ行 Snow White & The Huntsman 2012 ルパート・サンダース監督作品「スノーホワイト」について マグナス王と王妃エレノアの一人娘・スノーホワイトは 国中から愛されている心の美しい少女。 しかし、ある日母エレノアは急逝し、マグナス王は謎の軍勢との戦闘後、 囚われていた女性ラヴェンナを助ける。 その美しさに心を奪われたマグナス王は、 ラヴェンナを新しいお妃に迎えることに。 だがラヴェンナの正体は邪悪な魔女で、 王を暗殺し、魔軍を引き込み国を乗っ取ってしまう。 ラヴェンナは鏡の精の助言に従い、生き残りの王族も皆殺しにしたが、 スノーだけは秘密裏に監禁し生かし続ける。 邪悪な女王と化したラヴェンナの悪政と呪いによって、 王国はまたたく間に荒廃し、 闇に閉ざされてしまう。 それからひょんなことから城から脱出したスノーだが、 誰も寄りつかない恐ろしい黒い森へと逃亡するのだが…… この作品はグリム童話「白雪姫」の物語を軸にしているものの、 かなり勝手の代わった展開ということで、期待してみたら大したことはなく、 むしろ、白雪姫の継母になる魔女に眼が向いてしまいました〜という結果に。 物語は、それから猟師と意気投合して小人たちと出会い、 幼馴染のウィリアムとの再会を機に ラヴェンナ討伐へと物語が展開していくのですが、 一方で、邪悪な女王・ラヴェンナが魔法の鏡に 「鏡よ、鏡。この世でいちばん美しい者はだあれ?」 と問いかけると、いつもの様に自分のことをいうと思いきや、 「スノーホワイトです」なんて答えるものだから憤慨してしまって、 自分より美しいものが現れると魔力がなくなってしまう彼女としては、 女の意地も踏まえて、どうしても殺さなくてはならなくて、 聞けば、神聖なるスノーホワイトの心臓を食べれば、 永遠の美貌と魔力が約束されるというではありませんか。 執拗に追いかけるのも当たり前です。 その頑張ってる姿がもう、実に人間そのものって感じで、 さほど人間味もなく、ただきれいな小娘も頑張っているのですが、 広大な地をバックに歩く小人たちが 「ロード・オブ・ザ・リング」のホビットみたいとか、 「もののけ姫」に登場するシシ神みたいのから祝福とか、 そっちはどうでもいいから、 魔女の方をもっとみせてってもう、感情移入バリバリに入ってしまって、 最期、圧倒的なパワーで持った魔女が割とシンプルに倒されるものだから、 エンディングのスノーホワイトが女王に君臨する式典の場面は 途中で消してしまいましたよ〜って、なんだよって感じですけど、 その邪悪な女王・ラヴェンナに扮したシャーリーズ・セロンの 全てを無効化にした破壊力ある演技は賞賛に値します。 PR