2010/08/08 Category : カ行 Ghost World 2001 テリー・ツワイゴフ監督「ゴーストワールド」について ロサンゼルス郊外の退屈な町に住むイーニドとレベッカは幼馴染み。 高校を卒業したら一緒に住む約束をしていた。 卒業後、たまたま出会い系広告に名前を載せていた男を いたずらでダイナーに呼び出し、 イーニドはブルース・レコードのコレクター、シーモアと出会う。 彼女と同じく世間に馴染めずにいた彼と少しずつ親しくなっていく。 一方レベッカはコーヒーショップで働き始めるが、 働きながら一人暮らしをしようとする彼女と、 資本主義システムに馴染めないイーニドの2人の間は段々とすれ違ってゆく。 私もこの主人公のように、世間の人たちの馬鹿さ加減を常にあざ笑って 自分が1番ものの道理をわかっていると思い込んでいた若い時期がありました。 でも少しずつ、それはあくまで私の世界内でのことだったということと 社会の異様な広さを実感し始めたその瀬戸際、 怯えつつも、かなり滑稽な努力を必死にしていたことを思い出します。 なんだかんだで、今でも飽くなき抵抗を続けていますが、 いつの間にか、以前より大人になったなと感じることが多々あって、 哀しいような、振り返るまでもないけど不思議な気分に陥ります。 最後、彼女は何処にいったのでしょうか? 上の画像はコンビニに来る変な客がヌンチャク振り回して暴れまくる寸前の場面。 この人、レッチリのPVにも出ていましたが、 アメリカで有名な方のでしょうか。 あとジョシュ役のブラッド・レンフロ、プライベートでは問題ばかりでしたけど、 演技力は確かで個人的に好きだっただけに、 亡くなったのが残念です。 PR