2010/07/19 Category : ア行 After Sex 2007 エリック・アマディオ監督作品「アフターセックス」について セックスも甘ったるいのから変態的なものまでそれぞれ十人十色。 裸で向き合うこの行為は、妙な心情のカモフラージュを取ってくれるから その時の相手の仕草や言動、気の使い方からこだわりや態度とか、 特に素の部分が一番見えやすい、それが終わった後。 この映画はそれを8パターン用意いたしましたって感じの群像劇です。 私が1番好きなのは、1番はじめのセックス・フレンド同士の話。 お互いセックスだけの関係が、少しずつ愛し始めつつも、 なかなか素直になれずにそれが終わってから、 駆け引きめいた会話を淡々として引き延ばす。 そして最後の甘いオチ。 こういうのって、いいなぁと素直に温かくなります。 3組のゲイカップルの話もあって、 その1つにはどうしても納得いかないのもありましたけど、 アメフトのコーチとパンク歌手のカップルのエピソードには目からウロコ状態。 友情を超えた繋がりが甘い関係になっていることに気がついた 2人の確認の様な会話がもの凄く微笑ましく、 そういうのって理想なだけに羨ましいな〜とか、 中年カップルのエピソードでお互いの過去の遍歴を楽しく話せるのは、 絆がしっかりしているから出来るからこそみたいな感じで、 いろいろ身に覚え、共感するところが多々あったりして、改めて、 その時間は、2人の関係を構築するのにとても重要であると、 再確認されたのでした。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword