2010/07/30 Category : ウォン・カーウァイ My Blueberry Nights 2007 ウォン・カーウァイ監督作品「マイ・ブルーベリー・ナイツ」について 恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、 彼の行きつけのカフェに乗り込む。 そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミーと、 甘酸っぱいブルーベリー・パイ。 それからのエリザベスは、夜更けにジェレミーと 売れ残りのパイを食べるのが日課になる。 しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。 恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、 あてのない旅へと旅立ったのだった..... 自分本位に突っ走ってきて、あるきっかけにより、 自分以外を気にする方向に変わる瞬間。 それから自分はどこかに引っ込ませて、 その場に相応しい人格を作り出す。 そのまま暫く、ビックリするくらい他を観察しながら、人に気を使い、 自分に重ねる。 結局、観察しているところは自分の中にある部分であることに気がつく。 そして独自で修正してまた、走り出す、その繰り返し。 これが頭の中でそれを自己完結できるならどんなに楽だろうかと思うけど、 いや、もの凄く空しくなりそう。 この主人公同様、それを直接回り道をして行動してこそだろう。 それがどんなに面倒で面白いか、なにがともあれ、 改めての生きていることの実感をして次に進める羨ましさ。 私も彼女みたくなってステップ踏みたい、ではなくて直接、行動で。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword