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ポテチの好きな映画についてと感想

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From Dusk Till Dawn 1996



ロバート・ロドリゲス監督作品
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」について

アメリカ各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟。
彼らは警察の追及を振り切るべく、
メキシコを目指して逃亡を続けていた。
一方、牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家。
たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟に誘拐されてしまい、
国境を突破するための隠れ蓑に利用される。

 無事にメキシコに到着した一行。
ゲッコー兄弟が現地のある組織の使者と落ち合う予定のナイトクラブ
"ティッティー・ツイスター(おっぱいグルグルバー)" にて
一夜を過ごすことになるも、
そこは恐ろしい吸血鬼の巣窟と化していた。
かくして、夕暮れから夜明けまでの戦いが始まる。


 
ちょっとした弾みで人を殺しそうな危うい犯罪兄弟と
人質にされた善良な一家との間に漂う緊張感がハンパない前半場面。
兄・セスがクールに制するものの、弟・リチャードがいつ暴走するか、
牧師の一家同様にハラハラしながらなメキシコまでの道のりでしたが、
メキシコ国境を過ぎるてみると、何となく安堵感からか、
和やかになって、目的地である酒場へと到着します。
そして思いもしない展開がきて度肝を抜かれるのですが、
"1つで2度美味しい" とはまさにこの映画のことで、
この物語の脚本を手がけたクエンティン・タランティーノと
ロバート・ロドリゲス、各陣のB級映画ならではの持ち味を
素晴らしくミックスしたって感じで、
エログロでセンスバリバリな後半場面、
そしてやり遂げた感で気分爽快!
ううー、さすがです。



あと、この物語に登場する人物に扮する役者たちの
卓越した演技が見事で豪華なこと!
ゲッコー兄弟の兄・セス扮するジョージ・クルーニーの
クールで悪党な兄貴っぷりといい、
その弟・リチャード扮するクエンティン・タランティーノの
サイコっぷりといい、
地獄のサンタニコ扮するサルマ・ハエックの妖艶っぷりといい、
フラー牧師扮するハーヴェイ・カイテルの芯の強い親父っぷりといい、
その娘扮するジュリエット・ルイスの不思議な存在感ともう、
面白くないわけないじゃん! ですよ。
コーラ片手にスナック菓子を食べながら観ることをおススメします。


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Nude Nuns with Big Guns 2010



ジョセフ・ガズマン監督作品「マシンガン・シスター」について
 
メキシコ辺りの小さな砂漠の街にて。
そこは腐敗した神父たちと凶悪なギャングが手を結び、
悪行三昧やりたい放題の無法地帯と化していた。
教会の修道女たちは麻薬の密売工場で奴隷にされ、
使えなくなった者は売春婦として売り飛ばされた。
反抗すると薬漬けにされ、変態サディストの男性客のオモチャに。
修道女たちは、恐ろしさのあまりに逃げることができず、
これは神の試練であると言い聞かせつつ、辛い日々を過ごすものの、
シスター・サラはそれに反抗するも、
薬漬けにされ、ある神父の餌食に。
そんな絶体絶命のピンチから奇跡的に脱出する。

それから1年後、復讐に燃えるサラは街に戻ってきた。





手始めに自分を売った神父たちを、次にギャングの男たちを、
サラが放つ正義の銃弾が次々と地獄へ送る。
気にかかる恋人の修道女・アンジェリーナを気にしつつも、
いくつかのピンチを乗り切り、
容赦のない男たちへ報復するべく、
教会を炎に包み、売春宿をハチの巣に。
そして、彼女の前に立ちはだかる、ギャングの首領・チャヴォ。
彼女はこの外道にどんな神の裁きを下すのだろうか!




過去にクエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが、
"グラインドハウス映画" と称した作品がありましたが、
まさにそれに並ぶエクスプロイテーション感満載なB級映画です。
女性の裸と暴力シーンのオンパレードなんですけど、
こういった映画特有の爽快感はちょっと感じられませんでしたが、
登場人物がみんな好い感じの設定で、
群像劇と観るとかなり楽しめました。
それにしても、みんな薬中にみえたのは私だけでしょうか。

個人的に、悪党の首領・チャヴォと
その部下である凄いマッチョな黒人レイパーの悪い男特有の
魅力はもう、ため息ものです。

Hansel and Gretel: Witch Hunters 2013



トミー・ウィルコラ監督作品「ヘンゼル & グレーテル」について

両親に捨てられ、
森の奥深くの “お菓子の家" に迷い込んだヘンゼルとグレーテル。
そこに住むゾンビの様な魔女に捕えられ、
ヘンゼルは檻に入れられ、太らせて美味しくいただくべく、
お菓子を強要。
グレーテルは奴隷の様にこき使われる。
ある日、隙を見てグレーテルは枷を外し、魔女をナイフで一撃。
檻から出たヘンゼルはすかさずデカい鈍器(刀?)で一撃。
そしてかまどに突き落として燃やし、みごと生還する。
その後とある町に迎え入れられ、
15年後、大人になった兄妹は、次々と魔女を退治し、
"魔女ハンター" として賞金稼ぎの日々を送っていた。



ある日のこと、とある町にて、
ある女性を "魔女" として保安官が死刑宣告している時、
ヘンゼルとグレーテルが現れ、魔女には烙印があるが、
彼女にはないと彼女の潔白を示すことに。
面目丸つぶれな保安官は怒りを露にするも、
品性の欠片もないその態度にカチンときたグレーテルが一撃。
実は、最近子供の誘拐が多発しているというこの町に
市長に雇われてやってきたのだった。



その後、市長から北の森に怪しい小屋があると聞き、
調べに行くと、強い魔女が現れて、早速戦闘へ。
やっとこさ退治した魔女の部屋にあったのが、
"Blood Moon(血の満月)" の書面。
要は一世代に1度しかない特別な月食の魔女にとって最も神聖な夜。
子供たちの誘拐に何か関連がありそうということで、
明くる日、森を調べることに。




一方、手柄を取られそうだと焦る保安官。
早速、猟犬を連れた強そうな男たちを雇い、
無謀にも夜に魔女が住む森へ入ってしまうも、
彼らの前に謎の美女が現れたかと思ったら魔女でした〜ってことで、
案の定、あっという間に惨殺される。

明くる日、森に罠を仕掛けて下っ端のパンキッシュな魔女を捕らた兄妹。
ナックルでガシガシ尋問するも、さすがは魔女。
ちょっとしたことで、ある儀式において、
12人の各月に生まれた子供たちが必要ということがわかったところで、
仲間の魔女たちが最後の1人の女の子を攫うために町は襲撃。
結局、女の子は誘拐され、捕らえた魔女にも逃げられて、
あげくの果てにはそれぞれ兄妹はさんざんな目に。



傷が癒えたグレーテルはヘンゼルを捜しに森に入ると、
保安官一同のリンチに遭うも、
なぜか黒魔女の手下であるトロールのエドワード助けられる。
一方その頃、ヘンゼルは
魔女の疑いを晴らした女性・ミーナとメイク・ラヴ。



森のあばら屋にたどり着いたヘンゼル。
先にたどり着いていたグレーテルと合流する。
さてこの家、地下には魔術書などがある謎の部屋があり、
上の部屋に上ってみると、
なんと、そこは兄妹の生家だったことが判明。
捨てられたとはいえ、父母に思いを馳せるもつかの間、
そこに黒の大魔女・ミリュエルが現れ、
過去、ここで何があったかをご丁寧に話し出す。

ここは、アドリアーナ、偉大なる白い大魔女の家。
そして彼女こそ、兄妹の母親だと。
2人は白い魔女の血をひいていたから
邪悪な黒魔法が効かなかったのだ。

"Blood Moon" 血の満月の夜、
ある薬を飲むと魔女は火に焼かれても燃えなくなる。
それには白い大魔女の心臓が必要だった。
しかし、アドリアーナの力には到底叶わない悪い魔女たち。
そこで娘のグレーテルに目をつけ、
黒い魔女のリーダーであるミリュエルは策略を巡らし、
白い魔女を焼き殺す様にと村人をそそのかし、みごと的中。
それを察知したアドリアーナは、子供たちを森に逃がし、
父親は吊るし首、彼女は火あぶりにされたとのこと。
兄妹は捨てられたのではなかった。
すべては、黒の大魔女・ミリュエルの仕業。

ミリュエルと戦闘するも、武器がなくてはかなわない。
案の定、倒れるヘンゼル。
そして、グレーテルは連れ去られてしまう。
絶体絶命! ヘンゼルはグレーテルを救い、
邪悪な儀式を阻止することができるのか〜!



ということで、実は魔女だけど烙印がない白魔女・ミーナと
"魔女ハンター" マニアのベン(実は射撃がうまい)、
そして全ての魔女に仕えるトロールのエドワードが仲間になり、
魔女の宴をメチャクチャにして……最後はハッピーエンドなんですけど、
個人的に心残りなのが、
どうしてミーナが死んじゃうの〜? ってところでしょうか。
救われたとはいえ、あんなにヘンゼルに尽くし、
一時は愛し合っていただけに、なんだか切ないです。
実は生きてて、新たなハンターの旅から帰った一行を
「お帰りなさーい」と迎えるミーナの場面を付け足して欲しかったな。
あと、濃厚なヘンゼルとのラヴシーンも……

そして、トロールのエドワード。
邪悪な存在ならしかたがないにしろ、彼はとても善良なのだから、
あんな醜くなくても良かったのではと思ったのですが……
仕える魔女が黒魔女のミリュエルからグレーテルに代わった瞬間
(グレーテルを救うべく、ミリュエルに楯ついて崖から落とされた後とか)、
精悍な顔つきの素敵なトロールに変身とか。
あとグレーテルとの関係性がいまいち曖昧な感じがして、
実は母である白の大魔女・アドリアーナに元々仕えていて、
彼女が亡くなった後、いやいやながらもミリュエルに付き従っていた
とかいう描写があったら、スッキリしたかもしれませんね。



それ以外では、物語のテンポの良さといい、
敵味方全てに置いて、戦闘場面の格闘ゲームの様な見事な戦いっぷりといい、
さりげなくフリークスがいたりする魔女たちの
グロテスクにまみれた悪党っぷりといい、
なにより、主役のヘンゼルとグレーテルがとてもかっこ良かった。
その他にも、お菓子の家で監禁されてお菓子を食べさせられ続けたせいで
糖尿病というヘンゼルの設定とか、
森に張り巡らしたバイオハザードを思い起こさせる罠とか、
見所満載で実に面白かった。
スカっ! としたい時にはこの映画、おススメです。

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